中国がスケルトン混合で銅 IBSF世界選手権とミラノ五輪への追い風
アメリカ・ニューヨーク州レークプラシッドで行われた国際ボブスレー・スケルトン連盟(IBSF)世界選手権のスケルトン混合チームで、中国の趙丹(Zhao Dan)/林欽偉(Lin Qinwei)組が銅メダルを獲得しました。2026年ミラノ・コルティナ冬季五輪で正式種目となる新競技で、中国が存在感を示した形です。
レークプラシッドの世界選手権で中国ペアが3位
スケルトン混合チームの決勝は現地時間の日曜日に行われ、趙丹/林欽偉組は合計1分54秒81をマークして3位に入りました。優勝は米国のMystique Ro/Austin Florian組でタイムは1分54秒53、2位には英国のTabitha Stoecker/Matt Weston組が続きました。
1位と3位のタイム差はわずか0秒28。高いスピードとわずかなミスが勝敗を分けるスケルトンで、中国ペアはトップと紙一重の争いを演じたことになります。
もう一組の中国ペア、Li Yuxi/Chen Wenhao組は8位となり、中国勢は2チームが決勝の上位に名を連ねました。
2026年ミラノ・コルティナ冬季五輪で初採用へ
スケルトン混合チームは、2026年にイタリアのミラノとコルティナ・ダンペッツォで開催される冬季五輪で初めて実施される予定の新種目です。今大会での表彰台は、中国にとって五輪に向けた大きな弾みとなります。
趙丹と林欽偉のペアは、今年1月上旬にドイツ・ヴィンターベルクで行われた同種目のワールドカップで、中国として初の優勝も飾っています。ワールドカップ初制覇に続く世界選手権での銅メダルは、彼らが安定して世界トップクラスの実力を発揮していることを示しています。
来年に迫ったミラノ・コルティナ冬季五輪でも、このペアがメダル争いの有力候補の一つとして注目を集めそうです。
スケルトン混合チームとは
スケルトンは、小型のそりにうつ伏せで乗り、頭を前にして氷のコースを滑り降りるタイム競技です。時速100キロを超えるスピードの中で姿勢やライン取りを細かくコントロールする、高い技術と集中力が求められます。
混合チーム種目では、男女ペアなどのチームがそれぞれ滑走し、その合計タイムで順位を争います。今回の世界選手権でも各ペアが滑走タイムを積み重ね、わずかなタイム差を巡る接戦となりました。
男女がともに活躍できる混合種目は、近年の冬季スポーツで広がりを見せています。スケルトン混合チームの五輪採用は、競技人口の拡大や選手層の多様化にもつながると期待されています。
アジア勢の台頭と日本への示唆
スケルトンやボブスレーなどのそり競技は、これまで欧米勢が強さを見せてきた分野です。その中で、中国が世界選手権の新種目で表彰台に立ったことは、アジア勢の存在感が高まりつつあることを象徴する出来事と言えます。
ミラノ・コルティナ冬季五輪に向けては、アジアの各国・地域でもそり競技への投資や人材育成が進む可能性があります。日本にとっても、近隣のライバルのレベルアップは刺激となりうるでしょう。
五輪までの約1年あまりで注目したいポイントとしては、次のようなものがあります。
- ワールドカップでの混合チーム種目の結果や勢力図の変化
- 各国のトップ選手がどのペアを組み、どのような戦略で臨むのか
- 若手選手が混合チームで経験を積み、代表争いに食い込めるかどうか
レークプラシッドでの銅メダルは、中国にとって新しい五輪種目への手応えを示す結果となりました。ミラノ・コルティナ冬季五輪本番で、どの国・地域が最初のスケルトン混合チーム金メダルを手にするのか。今後の国際大会の動向から目が離せません。
Reference(s):
China earn bronze at IBSF World Championships in Lake Placid
cgtn.com








