広州のパンダ赤ちゃん「メイジュ」公開 新パンダセンターで没入型体験
中国・広州のチムロング・サファリパークで、生後約9か月のジャイアントパンダの赤ちゃん「メイジュ」が、リニューアルされたジャイアントパンダセンターで一般公開されました。かわいらしい姿とともに、パンダ保全を学べる国際ニュースとして注目されています。
広州の人気者、パンダの赤ちゃん「メイジュ」がデビュー
2025年12月初めの火曜日(現地時間)、中国・広州のチムロング・サファリパークにあるジャイアントパンダセンターで、生後約9か月になるジャイアントパンダのメスの赤ちゃん「メイジュ」(Mei Zhu)が来園者の前に姿を見せました。
メイジュは園の「スター的存在」とされ、来園者は愛らしいしぐさや、好奇心いっぱいに周囲を探検するようすを間近で見ることができます。
屋内外をつなぐ新ジャイアントパンダセンター
メイジュのデビューに合わせて、園内のジャイアントパンダセンターは改修を受け、施設全体が没入型の観覧体験を意識したつくりに生まれ変わりました。
特徴は、屋内と屋外の観覧スペースを組み合わせたレイアウトです。来園者は、気候や時間帯を気にせず、さまざまな角度からメイジュの様子を見守ることができます。
- 屋内観覧エリアでは、落ち着いた環境でパンダの表情やしぐさをじっくり観察できる
- 屋外観覧エリアでは、自然光の下で遊んだり歩き回ったりする姿を広い視野で眺められる
こうした動線づくりによって、来園者はメイジュの日常の一部に入り込んだような感覚で観覧できるよう工夫されています。
パンダの暮らしと保全を伝える教育展示
新しいジャイアントパンダセンターには、単に「かわいい」を楽しむだけでなく、パンダという動物を深く知るための教育展示も設けられています。
展示では、次のようなテーマが取り上げられています。
- ジャイアントパンダの生活習慣や一日の過ごし方
- 生息地の環境や、現在の保全状況
- 世界各地で進められている保護活動や国際的な連携の取り組み
来園者は、パンダがどのような環境を必要としているのか、人間の活動がその環境にどう影響しているのかといった点を、わかりやすい説明を通じて学ぶことができます。
「かわいい」だけで終わらない動物園体験へ
今回のメイジュのデビューとセンターのリニューアルは、エンターテインメントとしての動物園と、環境教育の場としての動物園という二つの役割をどう両立させるかという問いも投げかけています。
パンダの赤ちゃんは世界中で話題を呼びやすい存在ですが、その注目度を、野生動物の保全や生物多様性への関心につなげられるかどうかが今後のカギになりそうです。
中国・広州の事例は、動物の魅力を伝えながら、来園者に「私たちに何ができるか」を静かに問いかける場づくりの一つのモデルとしても注目されます。
Reference(s):
cgtn.com








