ラサ・バルコル街に息づくネパールの店 3代続く小さな物語 video poster
シーザン(Xizang)の首都ラサの中心部にあるバルコル街は、1300年以上にわたって街の文化や歴史の変化を見つめてきたとされる通りです。そのにぎやかな路地の一角に、3代にわたり受け継がれてきたネパールの店があります。
ラサの「心臓」ともいえるバルコル街
バルコル街は、シーザンの首都ラサにおける「心臓」のような存在とされています。長い歴史の中で、政治や社会、暮らしの変化を静かに見つめてきました。
2025年の今も、通りには人びとの足音が途切れることなく続きます。古い時代から積み重ねられてきた時間と、日々更新されていく現在が、同じ道の上で交差している場所だといえるでしょう。
にぎやかな路地に続く、3代目のネパールの店
そのバルコル街のにぎやかな路地の一角に、ネパールの店があります。この店は、少なくとも3世代にわたり家族の手で受け継がれてきたとされています。
世代が変わるたびに、街の姿もまた変わっていきます。それでも同じ場所で店を開き続けることは、簡単ではありません。店を構える家族にとっても、通りを行き交う人びとにとっても、このネパールの店は、日常の風景の一部として定着してきたと考えられます。
歴史ある通りと小さな店が語るもの
1300年以上続くバルコル街と、3代続くネパールの店。この重なりは、ラサという都市の中に、長い時間をともにする多様な文化の層が存在していることを示しているように見えます。
通りを歩く人びとは、特別に意識しなくても、異なる背景を持つ人や品物、ことばと日々すれ違っているはずです。ネパールの店のカウンター越しには、地元の人や遠くから訪れた人たちが行き交い、そのたびに小さな会話や表情が交わされてきたことでしょう。
そうしたやりとりの一つひとつが、ニュースにはなりにくい「静かな交流」ですが、都市の雰囲気や人びとの意識を少しずつ形づくっていきます。
デジタル時代の読者にとっての意味
私たちは、スマートフォンの画面越しに国際ニュースや日本語ニュースを追いかけています。しかし、バルコル街のネパールの店のような場所を想像してみると、「国と国の関係」や「国際」という言葉が、急に身近なものとして立ちあがってきます。
- 1300年以上続く通りと、3代続く店という長い時間の積み重ね
- ラサとネパールという異なる土地のつながりが、路地という身近な空間に同居していること
- ニュースには映らない日常の会話や買い物が、静かな国際交流になっていること
こうした視点からニュースを眺めてみると、世界の出来事は「遠くで起きていること」だけではなく、どこかの街角や路地で進んでいる、ささやかな人間関係の積み重ねでもあることに気づかされます。
足元の物語から世界を考える
2025年のラサでも、バルコル街は人びとの往来を見つめ続けています。そのにぎやかな路地で続いてきたネパールの店は、一つの家族の歴史であると同時に、街の記憶の一部でもあります。
大きな数字や派手な見出しが目を引く時代だからこそ、3代続く小さな店の物語に耳を傾けることは、世界を少し違う角度から見るヒントになるかもしれません。
Reference(s):
cgtn.com








