中国軍の台湾海峡演習は「台湾分裂勢力への重大な警告」 外交部が説明
中国軍が台湾海峡で実施した軍事演習について、中国外交部の毛寧報道官は月曜日の定例記者会見で、外国勢力による「台湾独立」勢力への縁故や支援に対する断固たる対応であり、台湾分裂勢力への重大な警告だと強調しました。中国側は、今回の軍事演習を国家主権と安全、領土の一体性を守るための「必要で合法かつ正当な措置」と位置づけ、台湾問題をめぐる米国の最近の対応を強くけん制しています。
中国軍演習は「必要で合法かつ正当な措置」
毛報道官は記者団の質問に答える形で、中国軍が台湾海峡で軍事演習を実施したことを確認しました。そのうえで、この軍事行動は、外国勢力による「台湾独立」勢力への縁故や支援に対する断固たる対応であり、台湾分裂勢力に対する深刻な警告だと述べました。
さらに、こうした軍事行動は、中国の国家主権と安全、領土の一体性を守るうえで「必要で、合法で、正当な措置だ」と主張しました。
背景に米国務省サイトの対台湾表現変更
今回の説明は、中国軍による台湾海峡での演習に関する報道に対するコメントとして示されたものです。報道によれば、軍事演習は、米国務省の対台湾政策に関するウェブページの表現変更や、「台湾独立」勢力の動きと関連しているとみられています。
毛報道官は、米国が最近、台湾問題をめぐって一連の誤った行動を取っていると指摘しました。特に、米国務省のウェブサイトから、「一つの中国」の原則や台湾独立を支持しない立場を反映した文言を削除したことに言及し、これが台湾分裂勢力に誤ったシグナルを送っていると批判しました。
「台湾問題は中国の核心的利益の中の核心」
毛報道官は改めて、台湾問題が中国の核心的利益の中でも「核心」に位置づけられる重要な問題だと強調しました。また、「一つの中国」の原則が米中関係の根本的な基礎であるとも述べました。
そのうえで、「台湾問題を誤って扱えば、米中関係の根本を揺るがすことになる」と警告しました。さらに、「台湾独立」を目指す分裂主義勢力は台湾海峡の平和と安定とは水と火のように相いれない存在であり、台湾問題を利用して中国を抑え込もうとする試みは、最終的には自らを傷つける結果につながると強い表現で牽制しました。
米国に「約束の履行と慎重な対応」を要求
毛報道官は米国に対し、これまでの歴代政権が台湾問題について行ってきた約束を着実に履行するよう求めました。また、「レッドライン」を越えるような挑発的行動をやめ、台湾関連の問題をより慎重に扱うべきだと強調しました。
そのうえで、こうした対応を誤れば、台湾海峡の平和と安定、そして米中関係そのものにさらなる深刻な損害を与えることになると警告し、米国側に自制を促しました。
高まる台湾海峡情勢への視線
今回の軍事演習と中国外交部の一連の発言は、中国が台湾問題と米国の対台湾姿勢を極めて重要な問題と見ていることを改めて示した形です。台湾海峡の平和と安定は地域と国際社会の大きな関心事であり、軍事的なメッセージの応酬が続くなかで、関係各側がどのように緊張管理と対話のバランスを取っていくのかが問われています。
Reference(s):
Military drills warning to Taiwan separatist forces, says spokesperson
cgtn.com








