世界室内陸上、南京で金曜開幕 11人の王者が連覇に挑む
世界室内陸上競技選手権が中国東部・江蘇省南京市で今週金曜に開幕し、前回大会を制した11人の王者・女王がタイトル防衛に挑みます。世界記録保持者アルマンド・デュプランティスら注目選手の動向を、日本語で整理しました。
フィールド種目:世界記録保持者デュプランティスが中心
世界室内陸上の中でも、フィールド種目にはスター選手が勢ぞろいします。なかでも男子棒高跳では、世界記録保持者のアルマンド・デュプランティス(スウェーデン)が連覇に挑みます。
デュプランティスは昨年、スコットランド・グラスゴーで行われた世界室内陸上で6.05メートルを跳び優勝しました。その後も記録を伸ばし、通算11回世界記録を更新。今年2月28日にはフランス・クレルモンフェランで6.27メートルの世界記録を樹立し、圧倒的な存在感を示しています。
女子棒高跳では、モリー・コーダリー(イギリス)がディフェンディング・チャンピオンとして臨みます。コーダリーは前回大会で4.80メートルをクリアしてタイトルを獲得しました。女子棒高跳の世界記録は、2009年にロシアのエレーナ・イシンバエワが打ち立てた5.06メートルです。
そのほかのフィールド種目でも、以下の選手たちが連覇を狙います。
- 男子走高跳:ヘイミッシュ・カー(ニュージーランド)
- 女子三段跳:セア・ラフォンド(ドミニカ国)
- 女子砲丸投:サラ・ミットン(カナダ)
- 女子走高跳:ニコラ・オリスラーガーズ(オーストラリア)
- 男子走幅跳:ミルティアディス・テントグル(ギリシャ)
- 男子三段跳:ユグ・ファブリス・ザンゴ(ブルキナファソ)
トラック種目:短距離ハードルと中距離の女王・王者
トラックでは、スピードと技術が問われる60メートルハードルと、中距離の800メートルに注目が集まります。
- 男子60メートルハードル:グラント・ホロウェイ(アメリカ)— スタートからフィニッシュまでスピードを落とさないリズムで、頂点の座を守りに行きます。
- 女子60メートルハードル:デヴィン・チャールトン(バハマ)— 反応の速さと安定したハードリングが武器です。
- 女子800メートル:ツィゲ・ドゥグマ(エチオピア)— ラスト1周の切れ味あるスパートで連覇を狙います。
地元で戦う中国のトップ選手
今大会は、中国の陸上ファンにとっても特別な舞台になります。女子砲丸投でオリンピック金メダルを獲得しているゴン・リジャオ、男子三段跳で世界チャンピオンのタイトルを2度手にしているジュー・ヤミンも、南京で地元ファンの前に姿を見せます。
なじみのある会場や応援を背に競技できることは、多くの選手にとって大きな追い風となります。ゴンとジューが、世界のトップ選手が集まる中でどのようなパフォーマンスを見せるのかも、大会の大きな見どころです。
11人の「連覇組」が示す世界陸上界の現在地
今回の世界室内陸上には、フィールド種目で8人、トラック種目で3人、あわせて11人のディフェンディング・チャンピオンが集まります。
- 世界記録保持者がさらに記録を伸ばすのか
- 若手や新星が王者を脅かす展開になるのか
- 地元開催の中国勢がメダル争いにどう絡むのか
こうしたポイントを押さえておくと、競技の一つひとつがより立体的に見えてきます。スマートフォンで結果速報を追うだけでなく、選手それぞれの背景を知ることで、世界陸上の楽しみ方はぐっと広がります。
週末の夜、国際ニュースとして伝えられる記録やメダルの行方の裏側には、ここで紹介した11人の王者・女王たちの物語があります。南京から届けられる世界トップレベルの戦いに、注目が集まります。
Reference(s):
11 athletes defending titles at World Athletics Indoor Championships
cgtn.com








