清明節の伝統米菓子がカラフル進化 浙江省・金華で「春を食べる」一品に
中国・清明節の伝統米菓子が「春色スイーツ」に
中国東部の浙江省金華市にある工房で、清明節の伝統的な米菓子が色鮮やかなデザインに生まれ変わっています。もち米粉に中国のヨモギを混ぜた生地に、繊細な花の飾りをあしらい、まさに「春を一口で味わう」スイーツとして注目されています。
清明節と春を感じる米菓子
清明節は、春の訪れを感じながら先祖をしのぶ、大切な節目の一日です。こうした行事に欠かせないのが、清明節の伝統的な米菓子です。もち米粉に中国のヨモギを混ぜて作るため、ほのかな草の香りと、柔らかくもっちりした食感が特徴です。
今年2025年の清明節は4月4日でした。浙江省金華市の工房では、この日にあわせて手作りの清明節米菓子を用意し、春の雰囲気を感じられるデザインづくりに力を入れてきました。
浙江省・金華の工房で生まれるカラフルなアレンジ
金華市の工房では、代々受け継がれてきた手作りの技を守りながら、見た目にも楽しいアレンジに取り組んでいます。従来は素朴な緑色の印象が強かった米菓子に、鮮やかな色合いと花のモチーフを加えることで、春の景色をそのまま閉じ込めたような一品に仕上げています。
工房で作られる清明節の米菓子は、次のようなこだわりで作られています。
- もち米粉と中国のヨモギを混ぜた生地を使用
- 一つ一つ、職人の手で成形し蒸し上げる丁寧な製法
- 表面には花の形やつぼみをイメージした飾りをのせ、季節感を演出
花の飾りが乗った米菓子は、まるで小さな花壇のような華やかさで、テーブルの上から春を運んできてくれます。
伝統と創造性のバランスが若い世代を引きつける
このようなカラフルな清明節の米菓子は、味や材料といった「中身」の伝統を守りながら、見た目の表現をアップデートしている点が特徴です。伝統行事に親しみが薄くなりがちな若い世代にとっても、写真に撮って共有したくなるような楽しさが加わることで、行事そのものへの関心を高めるきっかけにもなりそうです。
手仕事の温かさが伝わる米菓子に、現代的なデザイン感覚を重ねることで、地域の文化や季節の行事が、今の暮らしのなかで息づき続ける道が開かれているともいえます。
世界の季節菓子として清明節を味わう視点
日本でも、桜餅や花見団子など、季節の花や色で春を表現する和菓子が親しまれています。浙江省金華市の清明節米菓子は、材料や形は違っても、季節を「食べる」文化という意味では、どこか通じるものがあります。
2025年の春に生まれたこのカラフルな清明節米菓子は、来年以降の清明節シーズンにも受け継がれていくかもしれません。各地で工夫を凝らした季節のお菓子に目を向けてみると、世界の行事や文化を、より身近に感じられるきっかけになるのではないでしょうか。
Reference(s):
cgtn.com








