南京モンキーキングスがCBAプレーオフ初進出 17点差から大逆転
中国バスケットボール協会(CBA)のレギュラーシーズンで、南京モンキーキングスが広東サザンタイガースに17点差から逆転勝ちし、クラブ史上初となるプレーオフ進出を決めました。
アウェーで広東を撃破、96–93の接戦
試合は中国南部・広東省東莞市で行われ、南京はアウェーで強豪・広東サザンタイガースに96–93で勝利しました。この勝利により、南京は今季CBAプレーオフに進出する12番目で最後のチームとなりました。
立ち上がりは広東ペース
第1クォーターは広東が12–2のランで先行し、ドゥ・ルンワンが3ポイントシュートを2本連続で沈めるなどして、最大17点差となる29–12までリードを広げました。それでも南京は、T.J.リーフとケンドリック・デイビスがゴール下に積極的にアタックし、最初の10分を34–21と、何とか追走できる点差で終えました。
外角シュートでじわじわ詰め寄る南京
第2クォーター序盤、リウ・ドンとティエン・ユーフェンが3ポイントを決め、南京は点差を1桁に縮めます。広東はドゥの外角シュートとダリアス・ベイズリーのドライブでおよそ8点前後のリードを保ちましたが、終盤にウー・ティンジアの3ポイントとデイビスの速攻レイアップが決まり、前半終了時点でスコアは54–50と、南京が4点差まで迫りました。
第3クォーターで試合をひっくり返す
後半立ち上がり、ベイズリーの3ポイントで広東が一時は流れを引き戻したかに見えましたが、その後は得点が止まります。南京は7–0のランで57–57と同点に追いつくと、デイビスとリーフが立て続けに得点を重ね、66–62と逆転に成功しました。ティエンも外からのシュートを決め続け、第3クォーター終了時には79–69と10点差をつけて最終クォーターへ入りました。
広東の猛追をしのぎきった終盤
第4クォーターに入ると、広東はフー・ミンシュアンとドゥの3ポイント攻勢で反撃。次々と外角シュートを沈め、スコアは一時86–86の同点になります。それでも試合終盤の2分間は南京のエース、デイビスが主役でした。デイビスは冷静に6得点を積み上げ、リードを守ります。最後は広東のレン・ジュンフェイが同点を狙った3ポイントを外し、南京が96–93で接戦を制しました。この敗戦で広東は今季12敗目となりました。
2007年創設クラブがつかんだ悲願のプレーオフ
南京モンキーキングスは2007年に創設され、2014–15シーズンからCBAに参入した比較的若いクラブです。参入から10年以上が経ち、今季ついにクラブ史上初のプレーオフ進出を決めました。
今季レギュラーシーズンの争いは激しく、南京は最後の1枠を巡る競争を勝ち抜いて「12番目のチーム」としてプレーオフ切符を手にしました。来春に予定されるポストシーズンで、初出場ながらどこまで勝ち進めるのかが注目されます。
同日のもう一戦 浙江が新疆の連勝をストップ
同じ夜に行われたもう一試合では、浙江ゴールデンブルズがホームで新疆フライングタイガースを116–103で下し、敵地チームの3連勝を止めました。こちらの結果も、プレーオフ順位争いに影響を与える一戦となりました。
CBAプレーオフ進出12チーム一覧
現時点で、今季のCBAプレーオフ出場を決めている12チームは次の通りです。
- 広厦ライオンズ(Guangsha Lions)
- 山西ルーンズ(Shanxi Loongs)
- 新疆フライングタイガース(Xinjiang Flying Tigers)
- 北京ダックス(Beijing Ducks)
- 山東カイリンズ(Shandong Kylins)
- 遼寧フライングレパーズ(Liaoning Flying Leopards)
- 広東サザンタイガース(Guangdong Southern Tigers)
- 上海シャークス(Shanghai Sharks)
- 青島イーグルス(Qingdao Eagles)
- 浙江ゴールデンブルズ(Zhejiang Golden Bulls)
- 北京控股ロイヤルファイターズ(Beikong Royal Fighters)
- 南京モンキーキングス(Nanjing Monkey Kings)
各クラブにはまだ数試合のレギュラーシーズンが残っているため、最終順位は確定していません。南京と広東を含む上位勢が、残り試合でどのように調整し、プレーオフに向けてコンディションを整えていくのかが見どころです。
アジアのバスケットボールを見るもう一つの窓
中国のトッププロリーグであるCBAは、多くの有力選手が集まる場として、アジアのバスケットボールの潮流を知るうえで欠かせない存在になっています。今回の南京のように、新興クラブが歴史ある強豪を破ってプレーオフに進出するストーリーは、リーグ全体の競争力が高まっていることも感じさせます。
日本のファンにとっても、NBAやBリーグだけでなくCBAの動きにも目を向けることで、アジアのバスケットボール地図がより立体的に見えてきます。南京モンキーキングスの挑戦は、その一つの象徴と言えるかもしれません。
Reference(s):
Nanjing Monkey Kings reach CBA Playoffs for first time in team history
cgtn.com








