北京ファッションウィーク開幕 伝統と革新が交差するNew Wave, New Power video poster
北京ファッションウィークが2025年、テーマ「New Wave, New Power」を掲げて開幕しました。伝統と革新を融合させたランウェイから、中国ファッションの未来像をうかがう国際ニュースです。
オープニングショーが示した今季のトーン
ランウェイはすでに整えられ、スポットライトがともり、今季の北京ファッションウィークが幕を開けました。開幕を飾ったオープニングショーでは、詩的なシルエットとアバンギャルドなデザインが交差し、この一週間のムードを象徴するステージとなりました。
柔らかく流れるラインやレイヤーが生む「詩的なシルエット」と、思い切ったカッティングや大胆な造形による「前衛的なデザイン」。このコントラストこそが、今回のテーマが掲げる新しい波と新しい力を視覚化していると言えます。
テーマ「New Wave, New Power」が意味するもの
今年のキーワードである「New Wave, New Power」は、新しい世代の感性とエネルギーがファッションシーンを押し動かしていることを示しています。中国のファッションは、ここ数年で国際的な存在感を増してきましたが、その流れをさらに加速させようとする意思がうかがえます。
新しい波はトレンドそのものだけではなく、物事の捉え方やストーリーテリングの手法にも現れます。コレクションを通じて社会や文化への視点を提示しようとする姿勢は、単なる衣服の展示ではなく、「物語としてのファッション」を前面に押し出した試みです。
伝統と革新が同じランウェイに立つ
今回の北京ファッションウィークは、「伝統」と「革新」が対立するものではなく、同じランウェイで響き合う存在であることを示そうとしています。刺繍や工芸のようなクラシックな要素と、未来的なシルエットや素材使いが一体となることで、中国ファッションならではの個性がより際立ちます。
- 伝統的なモチーフやテクニックを、現代的なカッティングで再解釈
- ミニマルな造形と華やかなディテールを組み合わせたスタイル
- 静かな色調とビビッドな差し色を行き来する色使い
こうしたミックス感は、中国の文化的な厚みと、都市としての北京のスピード感を同時に映し出しています。
「物語るファッション」としての北京発ランウェイ
オープニングショーは、今季の北京ファッションウィークが「創造性」と「文化的ストーリーテリング」を重視していることを強く印象づけました。衣装の一つひとつが、背景にある物語や価値観を観客に問いかける構成になっている点が特徴です。
視覚的なインパクトだけでなく、文化や記憶、都市の空気感まで含めて表現しようとする姿勢は、世界のファッションウィークと比べても注目すべきポイントです。北京という都市を舞台にした物語が、服を通じて語られているとも言えます。
日本の読者が押さえておきたい3つの視点
日本からこの国際ニュースを見るとき、次の3つの視点を意識すると、北京ファッションウィークの意味がより立体的に見えてきます。
- 世代交代のエネルギー:新しい波としての若い感性が、どのように既存のスタイルを塗り替えつつあるのか。
- 伝統表現のアップデート:文化的な要素やモチーフが、どのように現代的なデザインに組み込まれているのか。
- ストーリーテリングの手法:ショー全体が一つの物語として構成されているか、どんなメッセージを発しているのか。
今後、コレクションのルックや会場の様子がオンラインやSNSで紹介されれば、日本からでも北京発の「新しい波」と「新しい力」の雰囲気をつかむことができるはずです。
アジアのファッション地図の中で
アジア全体のファッションシーンを見渡すとき、北京ファッションウィークは、ソウルや東京などと並んで存在感を高めつつあります。今回のテーマ「New Wave, New Power」は、その流れの中で中国ファッションがどのようなポジションを目指しているのかを映すキーワードでもあります。
今季の北京からどのようなスタイルや価値観が発信され、それが日本や他の地域のファッションにどのような影響を与えていくのか。数日間にわたるショーは、その行方を占うヒントを与えてくれそうです。
Reference(s):
cgtn.com








