F1中国GP:中国本土・上海でピアストリがF1初ポール 若手が予選を席巻
中国本土(中国)の上海で行われたF1中国グランプリ予選で、マクラーレンのオスカー・ピアストリが自身初となる「本戦ポールポジション」を獲得しました。若手ドライバーがベテランや王者勢を抑えたこの結果は、今季の勢力図を映し出すものとして注目されています。
ピアストリ、上海でF1キャリア初の「本戦ポール」
ピアストリは上海インターナショナル・サーキットの予選で、1分30秒641というコース最速レベルのラップタイムを叩き出しました。これまでスプリントレースではポールを獲得していましたが、日曜の決勝レースに向けた「本戦ポール」は今回が初めてです。
フロントロウ2番手にはメルセデスのジョージ・ラッセルが並び、1分30秒723と、わずか0.082秒差まで迫りました。マクラーレンのランド・ノリスは最後のアタックを途中で中止し、タイム更新はならず3番手。レッドブルの4年連続世界王者マックス・フェルスタッペンが4番手につけました。
グリッド上位6台:若手と王者が混在する顔ぶれ
今回の予選トップ6は次のような並びになっていました。
- 1番手:オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
- 2番手:ジョージ・ラッセル(メルセデス)
- 3番手:ランド・ノリス(マクラーレン/今季ポイントリーダー)
- 4番手:マックス・フェルスタッペン(レッドブル/4度の連続王者)
- 5番手:ルイス・ハミルトン(フェラーリ)
- 6番手:シャルル・ルクレール(フェラーリ)
フェラーリ勢はハミルトンとルクレールが3列目を占めました。スプリントレースで勝利していたハミルトンも、ポールからは0.286秒届かず5番手にとどまっています。
ピアストリにとっての節目:豪州勢としても久々の快挙
ピアストリはオーストラリア出身の2度のレースウィナーで、F1デビュー以来、たびたびフロントロウに顔を出してきました。とはいえ、これまではスプリントレースでのポールにとどまり、「本戦ポール」は手が届いていませんでした。
今回の結果で、彼はF1史上107人目のポールシッターとなりました。同時に、オーストラリア人ドライバーとしては2018年メキシコGPのダニエル・リカルド以来となるポール獲得という節目も刻んでいます。
ピアストリは予選後、「ラップ自体は少し荒いところもあったけれど、ポールを取れたことが本当にうれしい」と振り返りました。母国オーストラリアではフロントロウからスタートしながらスピンで9位に終わった経験もあり、その悔しさを糧にしたとも言えます。
マクラーレン勢:ノリスはセット変更で復調
マクラーレンにとっても、中国グランプリの予選はポジティブな内容でした。チームを率いるザク・ブラウン最高経営責任者は、「オスカーが初ポールを取ったのは素晴らしい。これまで何度もフロントロウに迫っていたし、今日は本当に“メガラップ”だった」と高く評価しています。
一方、今季のポイントリーダーであり開幕戦オーストラリアGPの勝者でもあるノリスは、スプリントレースで8位と苦戦。しかし予選までの間に車のセッティングを大きく変更し、手応えを取り戻したと話しています。
ノリスは「スプリント後、クルマに対してまったく戦える感触がなかったので、思い切ってかなり多くの部分を変えた」と説明。その上で、自分自身もミスがあったと振り返りつつ、チームメイトの快挙を祝福しました。
王者フェルスタッペンとフェラーリ勢の位置取り
4番手となったフェルスタッペンは、4年連続で世界タイトルを守り続けてきた現代F1の絶対的存在です。そのフェルスタッペンが2列目スタートというのは、レース展開を占ううえで興味深い材料でした。
フェラーリ勢は、スプリントを制したハミルトンが5番手、ルクレールが6番手。いずれも優勝争いのポテンシャルを持ちながら、予選ではライバルであるマクラーレン勢とメルセデスに先行を許した形です。
若手vs王者、今季タイトル争いへの示唆
今回の予選結果は、F1の世代交代を象徴するようなグリッドにも見えます。最前列に並ぶのはピアストリとラッセルという20代ドライバー。その直後に、世界王者フェルスタッペンと多くの勝利を積み重ねてきたノリス、さらにフェラーリのハミルトンとルクレールが続きます。
ノリスが今季の選手権リーダーとして位置取りを固めるなか、チームメイトのピアストリが本戦ポールを獲得したことで、マクラーレンはダブルエース体制の強みを一段と示した形です。
予選後の時点で、ピアストリは「決勝ではより大きなポイントを持ち帰りたい」と意気込みを語っていました。実際の決勝結果は別として、この週末の上海は、今後のタイトル争いを占う一つのターニングポイントとして振り返られるかもしれません。
SNSで押さえたい「今日の3ポイント」
- オスカー・ピアストリがF1キャリア初の本戦ポールポジションを獲得
- マクラーレン勢はピアストリが1番手、ノリスが3番手とチームとして好位置
- フェルスタッペン、ハミルトン、ルクレールら実績組はやや後方からスタートする構図に
中国グランプリの予選は、若手の台頭と勢力図の変化を強く印象づける内容でした。F1の今を知りたい人にとって、上海でのこの一日は、見逃せないエピソードと言えそうです。
Reference(s):
Oscar Piastri takes maiden pole at F1 Chinese Grand Prix in Shanghai
cgtn.com








