中国バスケットボール殿堂2024年クラスが表彰 北京・清華大学で式典
中国バスケットボール殿堂(China Basketball Hall of Fame)の2024年クラスが北京の清華大学で表彰され、レジェンド選手や指導者たちの歩みをたたえる式典が行われました。中国バスケットボールの歴史を次世代につなぐ、節目となる出来事です。
2024年クラス、北京・清華大学で表彰
2024年、北京の清華大学で中国バスケットボール殿堂の殿堂入り式典が開かれました。会場には、すでに殿堂入りしている往年のスターたちも集まり、その後に2024年クラスのメンバーが次々と壇上に招かれました。
今回表彰されたのは、選手、コーチ、審判、そして競技の草創期を支えたパイオニアたち。中国バスケットボールの発展を支えてきた多様な人々が一堂に会する場となりました。
殿堂入りした9人の顔ぶれ
2024年クラスとして殿堂入りしたのは、以下の9人です。カテゴリーごとに、その功績がたたえられました。
- 男子・優秀選手:Li Hanting、Gong Xiaobin
- 女子・優秀選手:Yang Jie、Miao Lijie
- 優秀コーチ:Ma Qingsheng
- 優秀レフェリー:Guo Yupei
- バスケットボールのパイオニア:Li Zhenzhong、Wu Chengzhang、Huang Lie
男子・女子の優秀選手として名を連ねた4人は、中国の代表として長年にわたり活躍してきた存在です。コーチやレフェリーとして選ばれた人々は、コート外から競技を支え、試合の質や選手育成に大きく貢献してきました。さらに、パイオニアとして顕彰された3人は、中国バスケットボールの礎を築いた世代として位置づけられています。
言葉と傷跡が語る「世界への挑戦」
式典では、殿堂入りしたレジェンドたちが、自身のキャリアを振り返る場面もありました。女子の優秀選手として殿堂入りしたMiao Lijie氏は、これまでの競技人生のハイライトを静かに振り返り、自身の経験が今の若い選手たちにどのようにつながってほしいかを語りました。
一方、男子の優秀選手として選ばれたGong Xiaobin氏は、1998年の韓国との試合で負った傷跡を実際に見せながら、若い選手たちにメッセージを送りました。その言葉は、「世界の舞台に立ってこそ、本当の意味で中国を代表できる」というもの。激しい試合で刻まれた傷跡とともに語られたこのメッセージは、国際舞台に挑むことの重みと誇りを象徴しています。
殿堂が果たす役割:バスケットボールの記憶を未来へ
中国バスケットボール殿堂の殿堂入りは今回で3回目となり、これまでに42人と3つの団体が顕彰されています。2024年クラスの表彰によって、その累計はさらに積み重なり、中国バスケットボールの歴史を体系的に残していく試みが一段と進んだ形です。
殿堂は、単に偉大な記録を並べる場ではなく、競技の価値観や精神を次の世代に引き継ぐ仕組みとして機能しつつあります。選手、指導者、審判、そしてパイオニアまで幅広く光を当てることで、「誰が、どのようにこのスポーツをつくってきたのか」という物語が見えやすくなります。
アジアバスケットボールと日本のファンへの視点
中国バスケットボール殿堂の動きは、アジアのバスケットボール界全体から見ても注目に値します。アジア各地の国や地域でプロリーグや代表チームのレベル向上が進むなか、歴史を整理し、レジェンドを顕彰する仕組みは、ファンの理解を深めるうえでも重要な役割を果たします。
Gong Xiaobin氏の「世界の舞台に立ってこそ、本当の意味で中国を代表できる」という言葉は、中国だけでなく、アジアの若い選手たちにも通じるメッセージと言えるでしょう。国際大会や海外リーグに挑戦することが当たり前になりつつある今、自国の歴史と誇りを踏まえながら世界へと踏み出す姿勢は、多くのアスリートに共通するテーマです。
日本のバスケットボールファンにとっても、中国バスケットボール殿堂の試みは、「自国やアジアのバスケットボールの歴史をどのように共有し、次世代とつないでいくか」を考えるきっかけになりそうです。レジェンドたちの物語を知ることは、単なるデータ以上に、スポーツを深く味わうためのヒントを与えてくれます。
Reference(s):
Inductees of Chinese Basketball Hall of Fame 2024 Class honored
cgtn.com








