F1中国GPでピアストリ先勝 マクラーレン1-2もフェラーリ失格の波乱
2025年F1第2戦中国グランプリで、マクラーレンのオスカー・ピアストリがポールポジションから勝利し、チームはワンツーフィニッシュを達成しました。一方でフェラーリ勢は両ドライバーが失格となり、上位陣に大きな順位変動をもたらす波乱のレースとなりました。
ピアストリがポール・トゥ・ウィン マクラーレンは今季無敗キープ
オーストラリア出身のオスカー・ピアストリは、中国グランプリで今季初勝利を挙げました。ポールポジションからスタートし、危なげないレース運びでトップチェッカー。これにより、王者チームのマクラーレンは2025年シーズン開幕からの無敗を維持しています。
ピアストリはフィニッシュ後のチームラジオで、マシンについて非常に満足している様子を見せ、「本当に素晴らしい週末だった」と喜びを語り、前戦からの雪辱を果たせた手応えをにじませました。
メルボルンの悔しさからの反発
ピアストリは開幕戦メルボルンで、フロントロウからスタートしながらコースオフもあり9位に終わっていました。本人も「先週の結果を考えると、今週末はこの結果に値したと感じている」と振り返っており、中国グランプリはその挽回の場となりました。
ノリスはブレーキトラブル抱えつつ2位 選手権リード拡大
チームメートのランド・ノリスは、終盤にブレーキペダルが奥まで入り込むトラブルに悩まされながらも2位を死守しました。同じ1ストップ戦略を採りつつ、メルセデスのジョージ・ラッセルの追い上げを抑え切りました。
ノリスはレース後、ブレーキについて「まさに悪夢のようだった。最後の数周は毎周2〜4秒も失っていて本当に怖かったが、なんとか持ちこたえた」と語っています。
それでもノリスは、このレース結果によりドライバーズ選手権でのリードを拡大。ポイントはノリスが44、マックス・フェルスタッペンが36、ジョージ・ラッセルが35、ピアストリが34となり、上位4人が接近した状態でシーズン序盤を迎えています。
フェルスタッペンは4位 スプリント勝者ハミルトンに波乱
レッドブルのフェルスタッペンは4位でフィニッシュし、スタート位置と同じポジションでレースを終えました。終盤にはシャルル・ルクレールを残り3周でオーバーテイクし、順位を確実なものとしました。
一方、土曜のスプリントレースを制したルイス・ハミルトンは、決勝ではルクレールとの接触に見舞われました。2人が並走する場面で、ルクレールのマシン左前部がハミルトンのリヤに当たり、ルクレールはフロントウイングの一部を欠損。ハミルトンも無線で「誰かに当てられた」と不満を漏らしました。
それでもルクレールはウイング交換を行わずにペースを取り戻し、ハミルトンもいったんは彼を先行させる戦略を採用。しかしハミルトンは38周目に追加のピットストップを行ったことで、フェルスタッペンとの差を埋めることができず、戦略が裏目に出る形となりました。
車検違反相次ぎ上位勢が失格に
レース後の車検では、技術規定違反が相次ぎました。フェラーリは2台とも失格となり、そのうちシャルル・ルクレールは5位でチェッカーを受けていましたが、レース後の車検をパスできずに失格となりました。さらに、6位だったルイス・ハミルトンのマシンも違反が見つかり、上位勢の順位は大きく書き換えられました。
ルクレールのマシンは最低重量を下回っていたことが判明しました。F1では、マシンが規定より軽いと性能面で不当な有利になるため、一発で失格となります。ハミルトンのマシンでは、車体下面のスキッドブロック部分の摩耗が規定を超えていたことが指摘されています。
ルーキーのアントネッリが6位に繰り上がり
こうした一連の失格により、イタリア人ルーキーのアンドレア・キミ・アントネッリが6位に繰り上がりました。上位勢の失格が相次ぐなかでの入賞は、若手ドライバーにとって大きな一歩と言えます。
コンストラクターズでもマクラーレンが主導権
チーム別のポイント争いでも、マクラーレンが頭一つ抜け出しています。今季ここまでの2レースで、マクラーレンは全勝。今回のワンツーフィニッシュにより、コンストラクターズ選手権ではメルセデスに対して21ポイントのリードを築きました。
- ドライバーズ選手権上位:ノリス 44、フェルスタッペン 36、ラッセル 35、ピアストリ 34
- コンストラクターズ選手権:マクラーレンがメルセデスに21ポイント差
2025年シーズン序盤の勢力図はどう変わるか
2024年最終戦アブダビGPから続くノリスの連勝は、今回ピアストリが食い止めましたが、いずれも勝者はマクラーレン勢。2025年シーズン序盤は、マクラーレンがドライバーズとコンストラクターズの両方で主導権を握っている構図が鮮明になっています。
一方で、フェラーリの失格やハミルトンの厳しい結果など、波乱が多い一戦でもありました。わずか数ポイント差でひしめくトップ4に、今後どのチームが割って入るのか。2025年F1シーズンの行方を占ううえで、早くも重要なレースになったと言えそうです。
Reference(s):
Oscar Piastri leads McLaren one-two at F1 Chinese Grand Prix
cgtn.com








