中国国家博物館「鳳凰冠」マグネット100万個突破 売上10億元で記録更新
歴史の宝物が、冷蔵庫マグネットで大ヒット
中国国家博物館の人気グッズ「鳳凰冠」冷蔵庫マグネットの販売数が100万個を超え、関連する「鳳凰冠」シリーズ商品の売上が合計10億元(約1億3,780万ドル)を突破しました。歴史的なお宝をモチーフにした小さな磁石が、同館の過去約20年で最高のヒット商品となっています。
中国国家博物館は火曜日、この販売実績を発表し、「鳳凰冠」マグネットが単品商品としても、シリーズとしても、過去約20年の文化商品で売上記録を更新したと明らかにしました。
数字で見る「鳳凰冠」シリーズのインパクト
中国国家博物館が発表した主な数字は次のとおりです。
- 冷蔵庫マグネット販売数:100万個超
- 「鳳凰冠」シリーズ売上:10億元超(約1億3,780万ドル)
- 同館の個別商品および文化商品シリーズとして、過去約20年で最高の売上記録
2025年現在、今回のように博物館発の文化商品が10億元規模の売上を達成したという事実は、文化とビジネスの関係が大きく変化していることを物語っています。ミュージアムグッズは、展示を補完する周辺商品から、重要な収益とブランド発信の柱へと役割を広げつつあります。
「鳳凰冠」とは何か 明代皇后の冠がモチーフ
「鳳凰冠」冷蔵庫マグネットは、明代の孝端皇后の冠をイメージしたデザインの商品です。中国国家博物館が所蔵する歴史的な造形を、日常使いできる小物として再解釈した形になります。
本物の冠に触れる機会は限られますが、そのモチーフを身近なグッズとして手元に置けることが、来館者やオンライン購入者の心をつかんだと考えられます。
ミュージアムグッズが広げる「歴史との距離感」
今回のヒットは、歴史やアートに触れるきっかけが、展示室だけではなくグッズにも広がっていることを示しています。とくにデジタルネイティブ世代にとって、日常生活の中で使えるアイテムは、博物館とのつながりを保つ小さな「窓」のような役割を果たします。
一般的に、この種のミュージアムグッズが支持される理由として、次のような点が挙げられます。
- 歴史的なストーリーや人物に紐づいたデザインであること
- 日常生活の中で使いやすいサイズ感や機能を持つこと
- SNSなどで共有したくなるビジュアル性があること
「鳳凰冠」マグネットの成功は、歴史への関心とライフスタイルアイテムへの需要が交わるところに、新しい市場が生まれていることを示す一例と言えます。
中国国家博物館のブランド戦略にも弾み
「鳳凰冠」シリーズが過去約20年の記録を塗り替えたことで、中国国家博物館にとって文化商品分野の重要性はさらに高まりそうです。収蔵品をベースにしたグッズが成功すれば、展示の魅力を発信しつつ、新たな収入源を確保することにもつながります。
歴史的価値の高い所蔵品を、どのように現代の生活や感性と結びつけるのか。今回の事例は、各地の博物館や美術館にとっても、文化とビジネスを両立させるヒントになりそうです。
Reference(s):
Historic treasure transformed into a record-breaking bestseller
cgtn.com








