南シナ海と中国-ASEAN協力を描くCGTN『Catching A Wave 2』 video poster
南シナ海と中国-ASEAN協力をテーマにしたCGTNの新作ドキュメンタリー『Catching A Wave 2』が、2025年3月28日に初公開されました。国際ニュースとして重要性が高まるこの海域の姿を、日本語ニュースとして分かりやすく整理します。
世界のハブとしての南シナ海
予告編では、南シナ海が「グローバルなデータキャリアネットワーク」「世界の貿易で最も船が行き交う航路」「ASEANへの新しい近道」として描かれています。単なる地理的な海域ではなく、通信と物流という現代のインフラが集中する場所だと強調している点が印象的です。
私たちが日常的に使うオンラインサービスや、店頭に並ぶ輸入品の多くは、見えない海底ケーブルやコンテナ船を通じて南シナ海とつながっています。作品は、そうしたグローバルなつながりを一つの海から描き出そうとしています。
『Catching A Wave 2』とはどんな作品か
『Catching A Wave 2』は、CGTNが制作した南シナ海と中国-ASEAN協力をテーマにしたドキュメンタリーです。タイトルに「2」とある通り、前作の流れを受けた続編という位置づけの作品と見ることができます。
予告編で示されるキーワードは次の通りです。
- グローバルなデータキャリアネットワーク
- 世界の貿易で最も密に使われる海上ルート
- ASEANへの新しいショートカット
- 人の暮らしを支える、国境を越えた協力
2025年3月28日の初公開以降、南シナ海を軍事や安全保障だけでなく、経済や生活、協力の観点から捉え直す素材としても位置づけることができる内容になっています。
中国-ASEAN協力をどう描いているのか
このドキュメンタリーの中心にあるのは、中国とASEAN諸国が、南シナ海を舞台にどのように協力しているかという問いです。予告編では、国境を越えて「命を支える」取り組みが強調されています。
そこには、例えば次のようなテーマが含まれていると考えられます。
- 海上交通の安全確保に向けた連携
- 海洋資源を持続可能に利用するための協力
- 港湾や物流ネットワークを通じた貿易の強化
- 災害や気候変動への共同対応
経済成長を続けるASEANと、その周辺地域がどう共存し、互いの発展を支え合うのか。本作は、その一端を「海」という視点から切り取ろうとしているといえます。
日本の読者にとっての南シナ海
日本から見ると、南シナ海は距離的には離れた海のように感じられます。しかしエネルギー輸入や製品輸送の面で、日本の経済活動はこの海域と深く結びついています。また、オンライン会議や動画配信といったデジタルサービスも、海底ケーブルを通じて南シナ海と間接的につながっています。
南シナ海の安定と協力は、日本の暮らしとも無関係ではありません。中国とASEANの協力の姿を描く『Catching A Wave 2』は、アジアの海が私たちの日常とどうつながっているのかを考えるきっかけにもなります。
視聴するときの3つのポイント
もし本作を見る機会があれば、次の3つの視点を意識すると理解が深まりそうです。
- デジタルと海運の重なりを見る
海底ケーブルとコンテナ船という、一見別々のインフラが南シナ海でどのように交差しているかに注目すると、グローバル経済の姿が立体的に見えてきます。 - 「競争」だけでなく「協力」に目を向ける
南シナ海は緊張の文脈で語られることも多い一方で、この作品は中国とASEANの協力に焦点を当てています。各国がどのように共通の利益を見いだそうとしているのかを意識して見ると、ニュースとは違う側面が見えてきます。 - 生活者の視点を探す
「命を支える」協力という言葉からは、漁業、観光、沿岸コミュニティなど、具体的な暮らしの風景が想像されます。国家レベルの議論だけでなく、地域で暮らす人びとにどんな影響があるのかという目線も大切です。
波の向こう側を考えるためのドキュメンタリー
『Catching A Wave 2』は、南シナ海という一つの海域を通じて、中国-ASEAN協力と、それを支えるグローバルなデータネットワークや貿易の姿を描こうとする作品です。国際ニュースとして報じられる出来事の背後には、こうした長期的なつながりや協力の積み重ねがあります。
南シナ海をめぐる報道に日ごろ触れている読者にとっても、このドキュメンタリーは、アジアと世界の関係をもう一度じっくり考えるきっかけになるでしょう。
Reference(s):
cgtn.com







