北京ファッションウィークに哪吒ブーム 映画「哪吒2」がキッズ服に video poster
中国で社会現象となっている人気フランチャイズ「哪吒(Ne Zha)」が、2025年の北京ファッションウィークでキッズファッションとしてランウェイに登場し、映画とファッションの新しい融合を示しました。
映画「哪吒2」が記録的ヒットに
今年公開された最新作「哪吒2(Ne Zha 2)」は、中国での大ヒットを受けて世界的な話題となっています。興行収入は150億元(約20億ドル)を超え、世界の歴代興行収入ランキングでも第5位に入る記録的な成功を収めました。
映画の人気はスクリーンにとどまらず、グッズ市場にも波及しています。コレクション用フィギュアや「ブラインドボックス」と呼ばれる中身が見えない玩具、その他さまざまな関連商品が次々と売り切れ、キャラクターへの強い愛着と感情的なつながりがうかがえます。
北京ファッションウィークで「哪吒」がランウェイに
こうした哪吒ブームの熱気は、ファッションの世界にも届きました。今年の北京ファッションウィークでは、キッズ向けのランウェイに哪吒をテーマにしたコレクションが登場し、会場の視線を集めました。
衣装には作品の世界観やキャラクターのエネルギッシュなイメージが取り入れられ、ファンにとっては「映画の世界がそのまま飛び出してきた」ような体験となりました。子どもたちが哪吒になりきって歩く姿は、映画ファンとファッション関係者の双方の関心を引きつけています。
22歳デザイナー・Wanni Zouさんが仕掛け人
このキッズコレクションを手がけたのは、22歳の若きデザイナー、Wanni Zouさんです。すでにその独創的なデザインで注目を集めているZouさんは、哪吒からインスピレーションを受けた子ども服のラインを制作しました。
Zouさんのコレクションは、キャラクターそのものをそのまま服に載せるのではなく、作品の「本質」を切り取ろうとする試みが特徴です。どこか反骨心がありながらも愛嬌のある哪吒の雰囲気を、シルエットや配色、ディテールに落とし込むことで、ファンでなくとも楽しめるデザインに仕上げています。
キャラクター文化とキッズファッションの接点
今回の事例は、人気キャラクターが映画やアニメの枠を超え、日常的なファッションにまで広がっていることを象徴しています。特にキッズファッションでは、子どもたちが好きな作品の世界観を身にまとえることが、大きな魅力になりつつあります。
- 好きなキャラクターになりきれる「体験」としての服
- 親世代にとっては、話題の作品を一緒に楽しむコミュニケーションのきっかけ
- ブランドにとっては、ストーリー性のある商品づくりにつながる可能性
哪吒のようなフランチャイズ作品がファッションと結びつくことで、作品の世界観はスクリーンやグッズだけでなく、日常のワードローブにも浸透しつつあります。
これからの中国カルチャーとファッション
映画「哪吒2」の成功と北京ファッションウィークでのキッズコレクションは、中国のポップカルチャーが新しい形で消費され、共有されていることを示しています。若いクリエイターがこうした流れをどうデザインに取り込んでいくのかは、今後も注目すべきポイントです。
スクリーンからランウェイへ、そして日常のクローゼットへ。哪吒ブームが見せた動きは、キャラクターとファッションの関係が次の段階に入りつつあることを静かに物語っています。
Reference(s):
cgtn.com







