中国、米国の輸出管理エンティティ・リスト追加に強く反発
米国が中国の数十の企業・機関を輸出管理の「エンティティ・リスト」に新たに追加したことに対し、中国商務省が強く反発し、必要な措置で中国企業の権益を守ると表明しました。
- 米国が中国の「エンティティ」を輸出管理対象リストに追加
- 中国商務省「他国の発展の権利を奪う行為」と批判
- 世界のサプライチェーンの安定と安全に悪影響と懸念
- 中国は必要な措置で自国企業の正当な権利を守る方針
中国商務省「他国の発展の権利を奪う」
中国商務省の報道官は水曜日、米国による今回の措置について強い反対の姿勢を示しました。米国が中国の企業や機関など数十の「エンティティ」を輸出管理の「エンティティ・リスト」に追加したことが背景にあります。
報道官によると、米国の動きは、外国の企業や機関を抑圧・制限し、他国の発展する権利を奪うことを目的としたものだと指摘しています。また、関連する中国企業などの正当な権利・利益を深刻に損なうだけでなく、世界のサプライチェーン(供給網)の安定と安全も損なうと強い懸念を示しました。
輸出管理と「エンティティ・リスト」とは何か
輸出管理とは、特定の国や企業に対して、先端技術や特定の製品の輸出を制限する仕組みです。米国が運用しているとされる「エンティティ・リスト」は、その対象となる企業や研究機関などをまとめたリストと位置づけられています。
リストに掲載されると、その企業と取引する企業や研究機関は、製品や技術の輸出・供給に慎重にならざるをえず、世界的なビジネスや研究開発の流れにも影響が及ぶ可能性があります。中国側は、今回のようなリスト追加が累積することで、サプライチェーン全体の不確実性が高まり、国際経済の安定を損なうと警鐘を鳴らしています。
対話と協力による解決を妨げると警告
報道官は、今回の措置は対話と協力を通じて問題を解決するうえで不利に働くと指摘しました。一方的に制裁や規制を強化するやり方は、相手国の不信感を高め、協力の余地を狭めかねないという見方が背景にあります。
中国は米国に対し、直ちに「間違ったやり方」をやめるよう求めるとともに、中国企業などの正当な権利と利益を断固として守るため、必要な措置を講じると強調しました。今後、どのような対応が取られるのかが焦点となります。
私たちへの影響は? サプライチェーン時代の輸出管理を考える
輸出管理や制裁は、いまや特定の国同士だけの問題ではなく、世界の企業や消費者にも波紋を広げるテーマになっています。部品や素材の多くが国境を越えて調達される時代には、一国の規制が別の国の企業活動や雇用、物価にも影響しうるからです。
今回のように、大国同士の対立が輸出管理の形で表面化したとき、企業は調達先の多様化やリスク管理を迫られます。読者一人ひとりにとっても、就職先や投資先、利用するサービスの安定性を考えるうえで、国際ニュースとしての輸出管理に注目しておくことが、これまで以上に重要になっていると言えます。
Reference(s):
China opposes U.S. addition of Chinese entities to export control list
cgtn.com








