順徳料理とは?広東料理の「ゆりかご」が生んだグルメの魅力
中国広東省仏山市の順徳区は、「広東料理のゆりかご」として知られ、ユネスコのCreative City of Gastronomy(食文化創造都市)にも選ばれたグルメの街です。この記事では、順徳料理の特徴と代表的な料理を、日本語で分かりやすく紹介します。
広東料理の「ゆりかご」順徳という街
順徳は、中国広東省仏山市に属する区で、広東料理を育んできた土地として「広東料理のゆりかご」と呼ばれています。ユネスコのCreative City of Gastronomyに選ばれたことからも分かるように、地域の食文化と職人技が世界的にも評価されています。
順徳料理の核にある三つの要素
順徳料理は、新鮮な食材を生かすこと、味つけの軽やかさ、そして繊細な職人技の三つが調和していることが特徴です。余計な味を重ねるのではなく、素材そのものの持ち味を引き出し、見た目や食感も含めて丁寧に仕上げられます。
名物1:揚げミルク ― サクサクとろりの不思議な一品
順徳でぜひ味わいたい名物として知られるのが、ディープフライドミルクとも呼ばれる揚げミルクです。きつね色に揚がった衣の中に、白くやわらかなミルクの生地が包まれています。
ひと口かじると、外側はサクッと軽く、中からは温かくクリーミーなミルクがとろりと広がります。この食感のコントラストが魅力で、順徳の人びとはもちろん、海外から訪れる人にも親しまれている一品です。
- 外側:香ばしく揚がったサクサクの衣
- 内側:白くなめらかなミルク生地
- 味わい:軽い甘さとクリーミーさが調和
名物2:ローストグース ― 特製のたれが決め手
順徳のもう一つの代表的な料理がローストグースです。ガチョウを特別な調味料でじっくりと漬け込み、表面がつややかに仕上がるまで丁寧に焼き上げます。
焼き上がったローストグースは、皮は香ばしくパリッと、身はジューシーで、香り高いソースとともに提供されます。しっかりとしたうま味のある味つけで、塩気と肉のコクを楽しみたい人に向いた一皿です。
名物3:倫教糕 ― 甘さとほのかな酸味のバランス
甘いものが好きな人にとって気になるのが、順徳の菓子として知られる倫教糕です。インディカ米の米粉を使って作られ、ほんのりとした甘さと、少しだけ酸味のある風味が特徴です。
軽やかな口当たりで、食後のデザートとしても、小腹がすいたときのおやつとしても楽しめる味わいです。素朴でありながら、順徳の米文化と菓子づくりの技を感じさせてくれます。
甘党も塩派も楽しめる順徳の食卓
揚げミルクのようなスイーツから、ローストグースのような肉料理、そして倫教糕のような菓子まで、順徳の食卓には甘い味と塩味の料理が幅広く並びます。甘党の人も、しっかりした味を好む人も、それぞれの好みに合った一品を見つけやすい多彩さがあります。
新鮮さ、軽やかな味つけ、そして緻密な職人技。この三つが重なり合うことで、順徳料理は、訪れた人の記憶に残る食体験を生み出しています。広東料理の背景にある土地の個性として、順徳の料理文化に注目してみる価値がありそうです。
Reference(s):
cgtn.com








