国際ニュース:中国とアフリカ、環境協力を強化 ナイロビで生態文明フォーラム
ケニアの首都ナイロビで、中国とアフリカの環境協力をテーマにしたフォーラムが開かれました。生態文明やエコロジーをキーワードに、政府関係者や専門家、若者が対話する場が生まれています。
ナイロビ大学孔子学院で「生態文明」フォーラム
水曜日、ケニアで最も歴史ある大学であるナイロビ大学の孔子学院(Confucius Institute)を会場に、China-Africa Ecological Civilization Exchange Forum(中国・アフリカ生態文明交流フォーラム)が開催されました。
このフォーラムは、Chongqing Luhai International Communication Foundationが主催したもので、会場には次のような参加者が集まりました。
- 各国・各地域の上級政府関係者
- 外交官
- 環境分野の専門家や活動家
- 大学や研究機関の研究者
目的は、中国とアフリカが環境分野でどのように協力し、より持続可能な社会や「生態文明」を築いていくかについて、対話と協力の可能性を探ることです。
「生態文明」とは何か:中国とアフリカの共通課題
フォーラムの名称にもある「生態文明」という言葉は、人間の経済活動と自然環境のバランスを重視し、環境保護と発展を両立させようとする考え方を指します。
中国本土とアフリカ諸国・地域は、それぞれ異なる環境課題を抱えていますが、次のような共通点もあります。
- 急速な都市化と経済成長に伴う環境負荷への対応
- 森林や野生生物など豊かな自然資源の保護
- 気候変動の影響にどう適応していくかという課題
こうした背景から、今回の国際ニュースである生態文明フォーラムは、中国とアフリカが経験や知見を共有し、協力の方向性を探る象徴的な場になったといえます。
重慶をテーマにした写真展「The City of Eagles」も同時開催
フォーラムとあわせて、写真展「The City of Eagles」も展示されました。テーマは、中国本土南西部に位置する重慶市です。
写真展では、重慶の都市風景と自然環境を切り取った作品が紹介され、参加者は次のような視点から中国本土の都市と自然の姿を知る機会を得ました。
- 山と川に囲まれた重慶の地形と街並み
- 都市化が進むなかでの自然との共生の試み
- 環境をテーマにした文化・生活の一場面
フォーラムの議論だけでなく、視覚的な展示を通じて、生態文明のイメージを具体的に共有しようとする工夫がうかがえます。
若者が担う「自然観察プログラム」が始動
今回のフォーラムの大きなハイライトとなったのが、中国とアフリカの若者をつなぐ自然観察プログラムの立ち上げです。
このプログラムは、中国とアフリカの若者が協力しながら自然観察を行い、その成果や気づきを共有することを通じて、環境保護への意識を高めることをねらいとしています。主な狙いとして、次のような点が考えられます。
- 若い世代同士の交流を通じて、環境問題を自分ごととして捉えるきっかけをつくる
- 地域ごとの多様な自然や生態系について学び合う
- 将来の政策担当者や研究者、ビジネスリーダーとなる世代に、早い段階から環境視点を育む
国や地域を越えて若者がつながることで、単なる一度きりのイベントではなく、継続的なエコロジー協力の土台づくりにつながっていきそうです。
2025年のいま問われる「グリーンな未来」づくり
この記事を執筆している2025年12月現在、世界各地で気候や環境に関する議論が続いています。その中で、中国とアフリカが生態文明や環境協力をテーマに対話を重ねていることは、国際ニュースとして見逃せない動きです。
今回のナイロビでのフォーラムや自然観察プログラムの始動は、次のような問いを私たちに投げかけています。
- 環境と開発を両立させるために、どのような国際協力の形が望ましいのか
- 若い世代は、国境を越えてどのように連携し、具体的な行動につなげていけるのか
- 都市と自然が共存する未来像を、私たちはどのように描き、共有していくのか
中国とアフリカがともに取り組む「グリーンな未来」づくりは、遠い地域の話ではなく、日本に暮らす私たちにとっても学びの多いテーマです。こうした動きが今後どのように広がり、具体的な成果につながっていくのか、引き続き注目していきたいところです。
Reference(s):
cgtn.com








