一玉の白菜がつなぐ中韓の食卓 青島の韓国料理店から見る国際ニュース video poster
中国ニュースや国際ニュースというと、政治や経済の話題が中心になりがちです。しかし、一玉の白菜が中国と韓国の人びとをつなぐ物語もあります。中国山東省・青島で20年以上にわたって韓国料理店を営む韓国人シェフ「Youlai Mama」は、食を通じて人と人を結び、中韓の友情を育んできました。
一玉の白菜がつなぐ中韓の食卓
畑から食卓まで運ばれる一玉の白菜が、二つの国の食文化を静かにつないでいます。同じ野菜でも、切り方や味付け、食卓での位置づけが変われば、そこにはそれぞれの家庭や地域の記憶が重なります。この小さな違いと大きな共通点の両方が、中韓の人びとが互いの文化を理解する入り口になっています。
こうした食卓の物語は、ニュースの見出しだけでは見えにくい中韓関係の一面を映し出しています。国際ニュースを、数字や外交文書だけでなく、生活の実感から読み解くヒントにもなります。
青島で20年以上続く韓国料理店
東部の港湾都市・青島では、韓国人シェフ「Youlai Mama」が20年以上にわたって韓国料理店を切り盛りしています。中国山東省に暮らし、地元の食材を生かしながら故郷の味を提供するその姿は、まさに国境を越えて移動する白菜のように、中国と韓国のあいだを行き来する存在だと言えます。
店に並ぶ一皿一皿には、中国と韓国それぞれの食卓への敬意が込められています。現地の人びとにとっては韓国の家庭料理に触れるきっかけとなり、韓国から訪れる人びとにとっては、中国の都市に根づいた日常を感じる場にもなっています。
「食」を通じて育つ友情
「Youlai Mama」は、料理を単なるビジネスではなく、人と人をつなぐ橋として位置づけてきました。テーブルを囲み、同じ白菜料理を味わうことで、言葉や国籍の違いを越えて、互いの暮らしや価値観への理解が少しずつ深まっていきます。こうした積み重ねが、中国と韓国のあいだに静かな友情を育ててきました。
外交交渉や首脳会談といった大きなニュースの陰で、こうした日々の交流が両国関係を下支えしています。食堂やレストランといった身近な空間が、国境を越えた対話の場として機能しているのです。
ニュースの向こう側にある「生活」の物語
国際ニュースを追っていると、ときに各国の立場や数字ばかりに意識が向きがちです。しかし、一玉の白菜から始まる物語は、私たちに「国と国の関係は、結局は人と人の関係の積み重ねなのだ」というシンプルな事実を思い出させてくれます。
この物語から考えたいポイント
- 身近な食材や料理が、国境を越えたつながりを生むことがあること
- 小さな個人の試みが、長い時間をかけて地域間の信頼を育てていくこと
- 国際ニュースを見るとき、政策だけでなく「生活者の視点」も意識してみること
白菜一玉の旅路をたどることは、私たち自身の食卓と世界とのつながりを見つめ直すことでもあります。次に白菜料理を口にするとき、そこにどんな国や地域の物語が隠れているのか、少しだけ想像してみてはいかがでしょうか。
Reference(s):
cgtn.com








