中国第15回全国冬季大会、スローガンとマスコットを公募 2028年開催へ
中国第15回全国冬季大会、スローガンとマスコットを公募 2028年開催へ
中国の第15回全国冬季大会(National Winter Games of China)の組織委員会が、2028年の大会に向けてスローガン、エンブレム、マスコットのデザイン案を一般から公募するとしています。本記事では、この国際ニュースのポイントと背景をコンパクトに整理します。
公募の概要:対象はスローガン・エンブレム・マスコット
大会を主催する遼寧省政府によると、公募の対象は次の3つです。
- 大会スローガン
- 大会エンブレム(ロゴマーク)
- 大会マスコット
応募期間は4月1日から3月30日までとされており、社会のさまざまな立場の人からアイデアやデザインを受け付けるとしています。
キーワードは「グリーン」「シェア」「活力」「融合」
第15回全国冬季大会のコンセプトとなるキーワードは、「グリーン」「シェア」「活力」「融合」です。応募作品はこれらのキーワードを踏まえつつ、次のような要素を満たすことが求められています。
- オリンピック精神を体現していること
- 中国の伝統的なスポーツマンシップを表現していること
- 開催地である遼寧省の地域文化を感じさせること
- シンプルで覚えやすく、大会のイメージを直感的に伝えられること
特にスローガンは、短くキャッチーでありながら、大会の価値観やビジョンを端的に伝えることが重視されます。エンブレムやマスコットには、視覚的なインパクトと親しみやすさの両立が求められます。
賞金とスケジュール:採用案には現金報酬
採用された作品には、現金による報酬が用意されています。主な内容は次の通りです。
- スローガン:1万人民元(約1,375ドル)
- エンブレム:5万人民元(約6,875ドル)
- マスコット:5万人民元(約6,875ドル)
選考結果は9月30日までに発表されるスケジュールが示されており、採用作品の作者には賞金が授与されます。クリエイターにとっては、全国規模のスポーツ大会に自分の作品が採用される可能性のある機会と言えます。
遼寧省のねらい:「3億人を冬季スポーツへ」のレガシー継承
今回の公募の背景には、中国が冬季スポーツ振興をさらに進めたいという狙いがあります。遼寧省体育局の王棟副局長は、2022年の北京冬季オリンピックを通じて掲げられた「3億人の中国の人々を冬季スポーツに参加させる」という取り組みを継承する重要性を強調しています。
王氏は、第15回全国冬季大会の開催を通じて次のような効果を期待していると述べています。
- 省内全域での冬季スポーツの普及・拡大
- 住民の健康づくりを支える「全民フィットネス」サービス体制の整備
- 冬季スポーツを軸にした地域活性化
遼寧省は、自然環境など冬季スポーツに適した「生まれつきの強み」を持つとされており、今回の大会を通じてその強みを一段と伸ばしたい考えです。
日本の読者にとっての意味:デザインとスポーツが交差する場
中国の全国冬季大会のニュースは、日本に住む私たちにとっても、いくつかの示唆を与えてくれます。
- スポーツ政策と地域振興をどう結びつけるかという視点
- 大規模スポーツイベントで、スローガンやマスコットが果たすブランド戦略上の役割
- 冬季スポーツ市場の拡大が、観光・ビジネス・文化交流に与える可能性
とくにデザインやクリエイティブ分野に関心のある人にとって、今回の公募は、スポーツとデザインがどのように組み合わされていくのかを知る一つのケーススタディとなりそうです。
2028年に向けて進む準備
第15回全国冬季大会は2028年に開催される予定です。大会の象徴となるスローガンやエンブレム、マスコットは、公募と選考を通じて決められます。
大会の顔となるビジュアルや言葉がどのような形で選ばれるのかは、中国国内だけでなく、アジアの冬季スポーツの今後を考えるうえでも注目されます。2022年の北京冬季オリンピック以降、冬季スポーツを取り巻く環境は変化を続けており、2028年の全国冬季大会は、その流れを映し出すイベントの一つになると考えられます。
最終的に選ばれるデザインとともに、中国の冬季スポーツ政策や地域戦略の動きにも注視していきたいところです。
Reference(s):
Organizers to take submissions for China's 15th National Winter Games
cgtn.com








