北京で中国高官とブリッジウォーター創業者が会談 中国経済と米中関係を協議
北京で8日、中国のヘ利鋒(ホー・リーフォン)氏と、ブリッジウォーター・アソシエイツ創業者のレイ・ダリオ氏が会談し、中国経済の現状や米中経済・貿易関係について意見を交わしました。中国の資本市場のさらなる開放と、国際投資家との連携強化を示す場となりました。
北京で行われたヘ氏とダリオ氏の会談
会談は8日(月)、北京で行われ、中国共産党中央委員会政治局委員であり、中央財経委員会弁公室主任を務めるヘ利鋒氏と、ブリッジウォーター・アソシエイツ創業者のレイ・ダリオ氏が出席しました。両氏は、マクロ経済の状況や米中の経済・貿易関係について幅広く意見交換したとされています。
「安定したスタート」と評価された2025年の中国経済
ヘ氏は会談で、中国経済は2025年に安定したスタートを切り、良好な発展の勢いを維持していると述べました。その背景として、次のような点を挙げました。
- 全国を対象とした統一的な市場が形を取りつつあること
- 消費の潜在力の発揮が加速していること
こうした説明は、中国が内需や市場の一体化を通じて、成長の基盤を固めようとしている姿勢を示すものだといえます。
資本市場の「高水準の開放」を強調
ヘ氏はさらに、中国が今後も改革を包括的に一層深化させるとともに、資本市場の高水準の対外開放を推進していく方針を示しました。
そのうえで、中国の資本市場の構築に国際的な投資家が積極的に参加し、その発展の機会を共に分かち合うことを歓迎すると述べました。これは、海外の投資家に対して、中国市場への関与を呼びかけるメッセージと受け取ることができます。
ダリオ氏「成果は誰の目にも明らか」
ダリオ氏は、中国の経済・社会発展の成果は誰の目にも明らかだと評価しました。そのうえで、今後も米中の経済・貿易協力に貢献していく意思を表明しました。
米中関係が世界経済に大きな影響を与えるなかで、民間の金融関係者が対話を通じて協力の余地を探る動きは、長期的な安定を考えるうえで重要な意味を持ちます。
なぜこの会談が注目されるのか
今回の北京での会談は、次のような点で注目されます。
- 中国の政策決定に関わる高官と、国際金融界の著名な人物が直接対話したこと
- 中国側が資本市場の開放と国際投資家の参加をあらためて歓迎したこと
- 米中経済・貿易関係について、協力を重視する姿勢が示されたこと
世界経済の不確実性が高まるなかで、中国と米国の経済・貿易関係がどのような方向に進むのかは、多くの投資家や企業にとって関心の高いテーマです。中国経済の足もとについての見方と、資本市場の開放方針が改めて示された今回の会談は、今後の米中経済対話の一つのシグナルとして受け止められそうです。
Reference(s):
cgtn.com








