習近平氏、ラオス前大統領カムタイ氏逝去に弔意 中ラオス関係を再確認
ラオス前国家主席カムタイ・シーパンドン氏の逝去を受け、中国の習近平国家主席がラオスのトンルン・シスリット国家主席に弔意のメッセージを送りました。この国際ニュースでは、カムタイ氏の功績をたたえるとともに、中国とラオスの「伝統的友好」と「運命共同体」づくりが改めて強調されています。
何が起きたのか
中国共産党中央委員会総書記も務める習近平氏は、ラオス人民革命党(LPRP)中央委員会総書記でもあるトンルン・シスリット国家主席宛てにメッセージを送り、カムタイ氏の逝去に深い哀悼の意を表しました。
習氏は、このメッセージの中で、ラオス人民革命党、ラオス政府、ラオスの人びとに対して哀悼の意を示すとともに、遺族に心からの慰問を寄せました。これは、中国共産党、中国政府、中国の人びと、そして習氏本人を代表したものだと強調しています。
カムタイ・シーパンドン氏とは
習氏は、カムタイ・シーパンドン氏を「揺るぎない共産主義者」であり、「ラオス党・国家の老世代を代表する優れた指導者」、さらに「中国共産党と中国人民の親密な同志であり友人」と評価しました。
メッセージでは、カムタイ氏がラオスの改革と社会主義建設に生涯をささげたと述べ、その過程で中国共産党とラオス人民革命党、さらに両国の関係発展に重要な貢献をしてきたと功績を振り返っています。習氏は、中国の人びとはカムタイ氏のことを常にしのぶだろうと記しました。
弔意メッセージが映し出す中国・ラオス関係
今回の弔意メッセージでは、中国とラオスの関係そのものにも言及がありました。習氏は、中国とラオスは「同じ山と川で結ばれた社会主義の隣国」であり、単なる良き隣人にとどまらず、「良き友人、良き同志、良きパートナー」だと強調しました。
また、中国は両党・両国の「伝統的友好」を維持し、受け継いでいくことを重視していると述べ、そのうえで、ラオス側とともに「中国・ラオス運命共同体」の構築と、両国それぞれの社会主義の事業を絶え間なく前進させる用意があるとしています。
- 両国は社会主義体制を共有する隣国であること
- 党同士・国家同士の「伝統的友好」を次の世代に引き継ぐ考え
- 「運命共同体」という枠組みで、長期的な協力を深めていく方針
ラオスへの期待とエール
習氏はあわせて、トンルン氏がトップを務めるラオス人民革命党中央委員会の「強い指導」の下で、ラオスが党づくりと国家建設の事業において、今後も新たな、そしてより大きな成果を上げていくことへの期待も表明しました。
弔意にとどまらず、今後のラオスの発展や両国関係の進展に期待を示す内容になっている点は、中国とラオスの関係が、個別の指導者の世代を超えて受け継がれていくことを印象づけます。
このニュースをどう読むか
今回のメッセージは、一人の指導者の死を悼むものであると同時に、中国とラオスの結びつきの強さを内外に示す政治的なメッセージでもあります。弔意表明の場を通じて、「伝統的友好」や「運命共同体」といったキーワードが繰り返し語られたことは、その典型といえます。
日本から見ると、中国とラオスのような近隣の社会主義国同士の関係は、地域の安定や経済連携の行方を考えるうえで無視できない要素です。短い一つの国際ニュースの背後に、どのような関係性やメッセージが込められているのかを意識して読むことで、国際ニュースの見え方も少し変わってきます。
Reference(s):
Xi Jinping extends condolences over passing of Laos' former president
cgtn.com








