CBAプレーオフ開幕 新疆が南京の猛追を振り切り先勝
中国バスケットボール協会(CBA)のプレーオフ1回戦が2025年に開幕し、新疆フライングタイガースがホームで南京モンキーキングスを118対111で下し、3戦先勝方式のシリーズで1勝目を挙げました。同日には青島イーグルスも浙江ゴールデンブルズに快勝し、それぞれ先手を取りました。
スコアとシリーズ状況
新疆フライングタイガースは、新疆ウイグル自治区ウルムチで行われた第1戦を118対111で制し、シリーズを1対0とリードしました。この対戦は3試合制のプレーオフ1回戦です。
もう一つのカードでは、青島イーグルスがホームで浙江ゴールデンブルズに112対96で勝利し、こちらもシリーズを1対0としています。
新疆フライングタイガース vs 南京モンキーキングス 第1戦詳報
第1クォーター:新疆が序盤から主導権
試合は序盤から新疆が流れをつかみました。チー・リン、リー・ヤンジェ、デドリック・ローソンらが中心となって14対3のランを決め、スコアは25対14と一気に2桁リードに広げます。
南京も黙ってはいません。ジュ・ミンジェン、ティエン・ユーフォン、T.J.リーフが立て続けに3ポイントシュートを沈め、点差を詰めていきます。第1クォーター終了時点では、新疆が32対27と5点リードでスタートダッシュに成功しました。
第2クォーター:ハレルがインサイドを支配
第2クォーターに入ると、新疆のアメリカ人ビッグマン、モントレズ・ハレルが本領発揮です。ゴール下で存在感を示し、リングを揺らすプレーを連発。新疆はリードを20点以上にまで広げます。
しかし南京も、リン・ウェイとリーフのコンビを軸に反撃の10対2のランを返し、点差を15点まで縮めて前半を折り返しました。ハーフタイム時点のスコアは66対51と、新疆が依然として優位を保ちます。
第3クォーター:南京のじわじわとした追い上げ
第3クォーターでは、南京が攻守で粘りを見せました。リンとリーフが攻撃の起点となり続けたうえ、グオ・ハオウェンが積極的にペイントに切り込んで加点します。
その結果、新疆のリードは一時7点差の80対73まで縮まりますが、ここで再び新疆が意地を見せます。チー・リンとシンダリウス・ソーンウェルが3ポイントシュートを決めて流れを引き戻し、第3クォーター終了時点では95対85と新疆が10点差を確保しました。
第4クォーター:趙睿の負傷と、最後の攻防
最終クォーターで新疆に痛手となったのが、趙睿の負傷です。膝を痛めてコートを後にし、ストレッチャーで運ばれる場面もありました。
その間に南京は、リンとジュが次々と3ポイントシュートを沈め、一気に点差を詰めます。残り2分を切った場面でスコアは114対111、南京が3点差まで迫り、試合は最終局面までわからない展開になりました。
それでも最後に踏ん張ったのは新疆でした。守備で南京の得点をゼロに抑え、そのまま118対111で逃げ切り勝利。南京のリンは自己最多となる37得点11アシストと大爆発しましたが、チームの勝利には結び付きませんでした。
南京モンキーキングスは次戦、第2戦をホームで迎えます。月曜日に行われるこの試合は、シリーズの行方を大きく左右する一戦となりそうです。
青島イーグルス vs 浙江ゴールデンブルズ:第4クォーターで試合を決める
もう一つのプレーオフ1回戦では、青島イーグルスが浙江ゴールデンブルズを112対96で下し、シリーズ初戦をものにしました。
青島のワン・ルイズは、この試合で13本中6本の3ポイントシュートを含むフィールドゴール13本成功(20本中)という高確率のシュートを見せ、ゲームハイの36得点をマークしました。
第3クォーター終了時点では、スコアは87対86と青島がわずか1点リードする接戦でしたが、第4クォーター開始後に青島が一気にギアを上げます。約7分間で22対2の猛攻を仕掛け、勝負を決定づけました。
第2戦は、浙江省義烏で月曜日に行われる予定です。ホームを移しての一戦で、浙江がどのように立て直すかが注目されます。
今回のプレーオフ初戦から見えたポイント
- 新疆の完成度の高さ:序盤からの集中したディフェンスと、ハレルを中心としたインサイドの優位で主導権を握りました。
- 南京のオフェンス力:リンとリーフを軸に、3ポイントシュートで一気に流れを変えられる爆発力を示しました。
- 青島の終盤の強さ:接戦だった試合を、第4クォーターの22対2という圧巻のランで一気に引き離す勝負強さが光りました。
シリーズの今後の見どころ
新疆対南京のシリーズでは、新疆が1勝0敗とリードしたことで、次の一戦で一気に突破を決める可能性も見えてきました。一方で、南京はホームに戻っての第2戦で、インサイド対策や終盤のゲームメイクをどこまで修正できるかが鍵になります。
また、趙睿の膝の状態が新疆の今後の戦い方にどの程度影響するかも、注目せざるをえません。
青島対浙江のシリーズでは、青島が終盤の勝負強さを維持できるか、そして浙江が第4クォーターの失速をどう立て直すかがポイントです。義烏で行われる第2戦は、両チームの修正力と対応力を測る試金石となるでしょう。
CBAプレーオフは、試合ごとに流れが大きく変わる短期決戦です。第2戦以降も、一つひとつのポゼッションがシリーズの趨勢を左右する、緊張感の高いゲームが続きそうです。
Reference(s):
Xinjiang shuts down Nanjing's comeback efforts to begin CBA Playoffs
cgtn.com








