中国がロシア主催のイラン核協議を支持 政治的解決を強調
中国がロシア主催のイラン核協議を支持 政治的解決を強調
中国外務省は今年、イラン核問題をめぐる中国・イラン・ロシアの三者協議が4月7〜8日にモスクワで予定されていたことを説明し、ロシアが主催する形を支持すると表明しました。林剣報道官は、イラン核問題は政治と外交によって解決することが「唯一の正しい道」だと強調しています。
モスクワでの三者協議、中国はロシア主催を支持
中国外務省の林剣報道官は、火曜日に行われた定例記者会見で、中国、イラン、ロシアの3カ国がイラン核問題をめぐる三者協議を今年4月7〜8日にロシアの首都モスクワで行う予定だったことを確認しました。報道官によると、この協議は専門家級の枠組みで行われ、中国はロシアがモスクワで主催することを支持するとしています。
中国側は、この三者専門家協議を、イラン核問題の政治的・外交的解決を前に進めるための「さらなる一歩」と位置づけました。
- 場所:モスクワ
- 日程:今年4月7〜8日
- 参加:中国、イラン、ロシアの専門家
- テーマ:イラン核問題の政治的・外交的解決
「政治・外交的解決こそ唯一の道」
林報道官は記者会見で、中国としての基本的な立場も改めて示しました。イラン核問題をめぐっては、政治的・外交的手段によって問題を解決することが「唯一の正しいアプローチ」であり、軍事的な圧力ではなく対話と交渉を通じた解決が重要だと強調しました。
また、中国は今後もすべての関係国と緊密にコミュニケーションと調整を行い、各当事者の正当な懸念に配慮したバランスの取れた解決策を追求していくとしています。その目的として、国際的な核拡散防止体制を守り、中東地域の平和と安定を維持することが挙げられました。
米国とイランの直接対話への評価
同じ記者会見では、米国とイランがイランの核問題をめぐって直接協議を始める準備が整いつつあるのではないか、という報道についても質問が出ました。
これに対して林報道官は、関係するすべての当事者が共同で努力し、対話と関与を強化し、状況のさらなるエスカレーションを防ぐべきだと呼びかけました。
さらに米国に対しては、武力行使をほのめかしたり、いわゆる「最大限の圧力」に依存したりすることをやめ、政治的な誠意を示したうえで、相互尊重に基づく対話と協議に臨むよう求めました。
- 当事者すべての共同努力
- 対話と関与の強化
- 力による威嚇や「最大限の圧力」の中止
- 相互尊重に基づく対話と協議
イラン核問題に映る中国外交
今回の発言からは、中国外交のスタイルや優先順位がいくつか浮かび上がります。中国はロシア主催の三者専門家協議を支持することで、多国間の対話枠組みを重視する姿勢を示しています。また、軍事的な選択肢ではなく政治・外交的なアプローチを「唯一の正しい道」と位置づけ、問題解決における対話の役割を強調しています。
さらに、個別の国益だけでなく、国際的な核拡散防止体制や中東全体の安定といった、より広い枠組みも視野に入れていることがうかがえます。イラン核問題をめぐる姿勢は、中国が国際秩序や地域の安定にどのような役割を果たそうとしているのかを考えるうえでも、重要な手がかりとなりそうです。
- 多国間の専門家協議を重視する姿勢
- 軍事的手段ではなく政治・外交的解決を優先する姿勢
- 国際的な核拡散防止体制と中東の平和・安定を守ろうとする姿勢
読者と共有したい視点
イラン核問題は、一見すると日本から遠い地域の話に見えるかもしれません。しかし、核拡散防止やエネルギー供給、中東の安定は、日本を含むアジアの安全保障や経済にも間接的に関わるテーマです。
今回の中国外務省の発言を踏まえ、私たちは次のような問いを共有したいと思います。
- 三者協議のような枠組みは、どのように信頼醸成につながるのでしょうか。
- 「最大限の圧力」よりも対話を重視するアプローチは、緊張緩和にどこまで効果を持つのでしょうか。
- 日本やアジアの国々は、この問題を自国の安全保障やエネルギー政策とどう結びつけて考えるべきでしょうか。
イラン核問題をめぐる各国の一つ一つの発言や協議が、中東だけでなく、私たちの日常にも間接的な影響を与える可能性があります。ニュースを追いながら、自分なりの視点を少しずつ更新していきたいテーマです。
Reference(s):
China supports Russia in hosting consultations on Iran nuclear issue
cgtn.com








