CBAプレーオフ:Beikongが山東撃破、北京ダービーへ準々決勝進出 video poster
中国バスケットボール協会(CBA)プレーオフ1回戦の第2戦で、Beikong Royal FightersがShandong Kylinsを93−84で下し、シリーズ2勝0敗で準々決勝進出を決めました。次の相手は同じ北京を本拠地とするBeijing Ducksで、注目の「北京ダービー」が実現します。
Beikongが2連勝でShandongを下し準々決勝へ
試合は北京で行われ、ホームのBeikongが第1クォーターを22−19とリードしてスタートしました。その後も主導権を握ったBeikongは、第3クォーター残り約2分の時点で65−46と最大19点差をつける展開に持ち込みます。
シリーズはベスト・オブ・スリー(2戦先勝方式)の1回戦で行われ、Beikongは初戦に続いて第2戦も制し、ストレート勝ちでShandongを退けました。これにより、準々決勝のベスト・オブ・ファイブ(3戦先勝方式)では、同じ北京のライバルであるBeijing Ducksとの対戦が決まりました。
リラーが24得点8アシスト、攻撃を完全に牽引
Beikongの勝利を最も大きく支えたのが、Grant Rillerです。この試合で両チーム最多となる24得点と8アシストを記録し、ゲームの主役となりました。
RillerはLiao Sanning、Shen Zijieとともに繰り返しインサイドに切り込み、Shandongの守備を崩しました。この3人だけで計13本のフリースローを獲得し、そのうち12本を決めています。ゴール下での積極性が、終始Beikongに流れを引き寄せたと言えます。
さらに、Jared Sullingerは11得点14リバウンドのダブルダブルをマークし、リバウンド面を支配しました。この試合で2桁リバウンドに到達したのはSullingerのみであり、セカンドチャンスの機会を多く生み出したことがスコア以上の価値を持ちました。
3ポイントは不調でもZhang Fanが存在感
Beikongは3ポイントシュートの成功率では決して高くなく、21本中7本成功とやや苦戦しました。しかし、その中でZhang Fanが4本中6本の3ポイントを沈め、16得点を挙げてチームを大きく助けました。
全体としては外角シュートが不安定な中でも、インサイドへのアタックとリバウンド、そして守備の集中力で試合をコントロールした形です。プレーオフらしいロースコア気味の展開の中で、必要な場面で確実に決め切る選手がいたことが、勝敗を分けました。
Shandongの終盤猛追と試合を決めた3つのプレー
一時19点差をつけられたShandongも、最後まで簡単には引き下がりませんでした。第4クォーターに入ると、Dallas MooreとGao Shiyanが反撃の口火を切り、一気に点差を詰めていきます。
残り50秒、GaoのパスからXu Mengjunが3ポイントを決め、スコアは89−84。最大19点あった点差は、ついに5点差まで縮まりました。会場には一瞬、流れがShandongに傾く空気も漂います。
しかしここから、Beikongが勝負どころで冷静さを見せました。
- まず、Meng Zikaiがジャンプシュートを沈めてリードを再び広げる。
- 続いて、Shen ZijieがGaoのパスを読み切ってスティール。
- 時計を止めるためにMooreがファウルし、得たフリースローをRillerが2本とも確実に決める。
この3つのプレーでShandongの希望は断たれ、最終的なスコアは93−84。Beikongがホームで危なげなくシリーズを締めくくりました。
リラー「北京同士の戦い、これこそプレーオフ」
試合後、RillerはCGTNの番組「Sports Scene」でDamion Jones氏のインタビューに応じ、プレーオフへの思いと次戦への意気込みを語りました。
Rillerは、このシリーズを「まさに夢見てきたような大舞台」であり、「2つの北京のチームがプレーオフでぶつかり、先に進めるのは1つだけ」だと強調しました。そのうえで、「相手が強いことは分かっているが、このシリーズでやったようにタフに戦い、ゲームプランを遂行できれば、自分たちには十分チャンスがある」と自信をのぞかせています。
北京を本拠地とする2クラブの対決は、ファンにとっても分かりやすく盛り上がりやすいカードです。都市を同じくしながら、スタイルや選手構成の異なる2チームが、どのようなシリーズを見せるのか注目が集まります。
Shandongはポストシーズン8連敗、立て直しが課題に
一方、この黒星はShandongにとって厳しい意味を持ちます。今回の敗退により、チームのプレーオフにおける連敗は8試合に伸びました。
プレーオフという短期決戦では、一つの流れの悪さが何シーズンにもわたって影を落とすことがあります。第4クォーターの猛追に見られたように、力そのものはあるだけに、重要な場面でのゲーム運びやメンタル面の整え方が、今後の大きなテーマとなりそうです。
Beikongにとっては、勢いに乗って迎える北京ダービー。Shandongにとっては、連敗の流れをどう断ち切るかというシーズンをまたいだ課題。CBAプレーオフの一戦は、単なる勝敗以上に、両クラブの今後を考えるうえで示唆に富んだ内容となりました。
Reference(s):
Beikong knocks out Shandong, advances to quarterfinals in CBA Playoffs
cgtn.com








