習近平氏、第9回CELAC首脳会議に祝電 グローバル・サウス連携を強調
ホンジュラスの首都テグシガルパで開かれた第9回CELAC首脳会議にあわせて、中国の習近平国家主席が祝電を送り、グローバル・サウスの連携強化と中国・中南米関係の発展に期待を示しました。
テグシガルパで第9回CELAC首脳会議が開幕
中南米とカリブ地域の国々が参加する地域枠組み、CELAC(中南米・カリブ諸国共同体)の第9回首脳会議が、ホンジュラスの首都テグシガルパで現地時間の水曜日に開幕しました。
習近平国家主席は会議の開幕にあわせて祝電を送り、世界が大きな転換点にある中で、同地域の役割が増していると強調しました。
「百年に一度の大変動」とグローバル・サウスの台頭
祝電の中で習主席は、現在の世界は「百年に一度の大変動」が加速していると表現し、その中で中国を含む中南米・カリブ諸国などグローバル・サウスが、力強い成長の勢いを見せていると述べました。
また、CELACが独立や自立、団結による強さを掲げ、地域の平和と安定を守り、発展と協力、さらには地域統合を前に進める重要な役割を果たしてきたと評価しました。
中国・中南米関係は「新段階」に
習主席は、中国と中南米・カリブ諸国との関係について、国際情勢の揺らぎという試練に耐え、新たな段階に入ったと位置づけました。その特徴として、平等、互恵(お互いに利益をもたらす関係)、イノベーション、開放性、そして人々にとって目に見える利益を挙げています。
さらに、両者の間では政治的な信頼が深まり、実務的な協力が広がり、人と人との交流も強化されていると指摘。そのうえで、中国と中南米の協力は、南側諸国同士の協力であるサウス・サウス協力の模範にもなっているとの見方を示しました。
中国は、中南米・カリブ諸国と協力して「中国・中南米運命共同体」の構築をさらに進め、新たな進展を生み出していきたいとしています。
北京で第4回中国・CELACフォーラム閣僚会合へ
習主席は、今年、中国が北京で第4回中国・CELACフォーラムの閣僚会合を開催すると明らかにしました。このフォーラムは、中国とCELAC加盟国との対話と協力を進める場です。
習主席は、すべてのCELAC加盟国に対し、この会合に参加し、ともに発展と協力を後押しするよう呼びかけました。そのうえで、グローバルな課題への対応や、国際的なガバナンス(世界のルールづくり)の改革、世界の平和と安定の維持に、知恵と力を寄せ合おうと呼びかけています。
今回のメッセージから見える3つのポイント
今回の祝電は、一見すると儀礼的なあいさつのようにも見えますが、そこにはいくつかの重要なメッセージが込められています。
- グローバル・サウスの一体感を強調し、中国と中南米・カリブ諸国を同じ流れの中に位置づけていること
- 国際情勢が不安定な中でも、中国・中南米関係は「試練に耐えた安定したパートナーシップ」であると示していること
- 個別の二国間関係にとどまらず、国際ガバナンスの改革や世界的な課題への対応での協調を視野に入れていること
日本から見ると、中南米・カリブ地域は地理的には遠い存在ですが、グローバル・サウスの連携や国際秩序の変化を理解するうえで、こうした動きは無視できないテーマになりつつあります。今後、北京での中国・CELACフォーラム閣僚会合がどのような議論の場となるのかが注目されます。
Reference(s):
President Xi Jinping sends congratulatory letter to 9th CELAC summit
cgtn.com








