WTTコンテンダー太原:中国勢が男女シングルスと混合ダブルスで躍進
中国北部・山西省太原市で行われている卓球の大会「WTTコンテンダー太原」で、複数の中国勢がシングルスと混合ダブルスで16強入りを決めました。この国際ニュースを日本語で振り返ります。
男子シングルス:向鵬と陳垣宇が逆転で16強進出
男子シングルス1回戦では、地元のエースとして注目される向鵬が、シンガポールのパン・クンを相手に逆転勝ちしました。第1ゲームを6-11で落としたものの、その後は11-7、11-7、11-9と3ゲームを連取し、落ち着いた試合運びでベスト16に進みました。次戦ではスウェーデンのクリスティアン・カールソンと対戦します。
もう一人の中国勢、陳垣宇もフルゲームにもつれる接戦を制しました。日本の吉村真晴を相手に、序盤は11-7、11-8で連取して主導権を握りましたが、第3ゲームと第4ゲームを10-12、7-11で落とし、試合は最終ゲームへ。最終ゲームではサーブから流れをつかんだ陳が11-5で取り切り、同じ中国勢の温瑞博が待つ16強へ駒を進めました。
「最終ゲームの前は少し動揺していましたが、サーブでいいスタートを切れました。序盤にリードを作れたことが大きく、最後までその流れを保つことができました」と陳垣宇は試合後に振り返りました。
女子シングルス:銭天一がストレート勝利で16強へ
女子シングルスでは、第1シードの銭天一が日本の笹尾明日香にストレート勝ちしました。第1ゲームは互いに譲らない展開となりましたが、銭が終盤に連続ポイントを奪い13-11で先取。その後もペースをつかみ、2ゲーム目と3ゲーム目をいずれも11-8で連取して危なげなく試合を締めくくりました。16強では香港の朱雨玲と対戦します。
同じく女子では、中国の宗芊曼が日本の上澤杏を相手にフルゲームの末に勝利しました。第1ゲームを3-11で落とした宗は、第2ゲームと第3ゲームを11-2、11-9で連取して逆転。しかし第4ゲームを9-11で落として再び振り出しに戻ります。それでも最終ゲームを11-9で取り切り、辛勝で次ラウンド進出を決めました。次戦は、こちらも中国勢対決となる石洵瑶との一戦が控えています。
混合ダブルス:向鵬/劉瑋珊ペアが米国ペアを逆転
混合ダブルスでは、向鵬は劉瑋珊とのペアでアメリカのカイ・チャン/デン・ゼン組と対戦しました。第1ゲームを11-13で落としたものの、第2ゲームを11-3、第3ゲームを11-5と立て続けに奪取。第4ゲームも14-12と競り勝ち、3-1で逆転勝利を収めました。準々決勝では、第1シードの地元ペアである薛飛/銭天一組との対戦が予定されています。
見えてきた中国勢の底力
この日の試合では、中国勢がいずれもリードを許す場面やフルゲームの接戦を経験しながらも、最終的には勝ち切る姿が目立ちました。特に、第1ゲームを落としてからの立て直しや、最終ゲームでの集中力の維持は、地元開催のプレッシャーを力に変える精神面の強さを示していると言えます。
大会は今後、シングルス・ダブルスともに終盤戦へと向かいます。向鵬や銭天一らがこの勢いをどこまで維持できるのか、そして中国勢同士の対戦が増える中で、誰が一歩抜け出すのかが注目されます。
Reference(s):
cgtn.com








