中国映画「The Battle at Lake Changjin」が歴代興行2位に
中国本土の映画市場で、戦争映画「The Battle at Lake Changjin」(2021年)が歴代興行収入第2位となり、ハリウッド作品に依存しない国内制作の存在感を象徴する作品として注目されています。
歴代2位の興行収入を記録した戦争映画
「The Battle at Lake Changjin」は、2021年に公開されたエピック(大作)戦争映画です。総興行収入は57.75億人民元(約7億9,200万ドル)に達し、中国本土の映画史上、歴代第2位のヒット作となりました。
中国本土では近年、ハリウッド映画の輸入を抑える動きがあり、その流れの中で本作をはじめとする国内作品への関心が高まっています。
- 題材:1950年のLake Changjin周辺での戦闘
- 位置付け:中国本土の歴代興行収入で第2位
- ジャンル:エピックな戦争映画
映画が描くLake Changjinエリアの戦闘
物語の背景となっているのは、「米国の侵略に抵抗し朝鮮を支援する戦争(War to Resist US Aggression and Aid Korea)」の第2次戦役にあたる、東部戦線での戦闘です。Lake Changjinは、現在の朝鮮民主主義人民共和国(DPRK)に位置します。
この戦闘では、中国人民志願軍(Chinese People's Volunteers)第9軍団の3個軍が米軍と直接対峙し、1950年11月27日から12月24日にかけて激しい戦闘が続きました。十分な装備を持たない状況の中で、中国人民志願軍は高度な装備を備えた米軍の一個連隊を壊滅させたとされています。
映画は、こうした歴史的な戦闘をベースに、大規模な戦闘シーンや兵士たちの視点を通じて当時の状況を描き出しています。
国内制作への注目と観客の受け止め方
ハリウッド映画の輸入が抑制される流れの中で、「The Battle at Lake Changjin」の成功は、国内制作の作品が中国本土の観客から強い支持を集めていることを示していると見ることができます。
観客にとって本作は、派手な戦闘シーンだけでなく、中国人民志願軍の兵士たちの犠牲や決意を描く作品でもあります。過去の戦争をどのように記憶し、現在の国際関係をどう捉えるかを考えるきっかけになっている側面もあるでしょう。
このニュースから考えたいポイント
「The Battle at Lake Changjin」が伝えるのは、単に一つの戦闘の物語だけではありません。その背後には、次のようなポイントが見えてきます。
- 中国本土の映画市場で、輸入作品に頼らず国内制作が中心的な役割を担いつつあること
- 戦争を描く映画が、歴史認識や国際社会の見方に影響を与えうること
2025年の今、国際ニュースとして中国本土の映画や歴史の描き方を読み解くことは、アジアの動きや世界情勢を理解するうえでも重要になっています。作品の興行成績だけでなく、その背景にある歴史や社会的な意味にも目を向けることで、ニュースとの付き合い方が一段深まっていきます。
Reference(s):
'The Battle at Lake Changjin' ranks as all-time No. 2 in China
cgtn.com








