マレーシアとベトナムの留学生が語る、中国で広がるバドミントン交流 video poster
マレーシアとベトナムから中国に留学している二人の学生が、バドミントンと学びを通じて感じた国際交流の手応えを語りました。スポーツがどのように国や文化の垣根を越えるのかが見えてきます。
ラウンドテーブルで語られた「中国留学」とスポーツ
CGTNのスポーツ番組「Sports Scene」のラウンドテーブルトークに登場したのは、マレーシア出身のKho Yap Hong(コー・ヤップ・ホン)さんと、ベトナム出身のNguyen Thi Thuy Van(グエン・ティ・トゥイ・バン)さんです。司会のShen Xiang氏の進行のもと、中国での留学生活やバドミントンとの関わりについて、それぞれの視点から語りました。
マレーシア出身・Khoさん:中国で学ぶ夢がかなった理由
Khoさんは現在、中国の北京体育大学で学んでいます。子どもの頃からたびたび中国を訪れていた経験があり、中国に強いあこがれを抱いてきたといいます。
マレーシアでのバドミントンコーチは、中国中部・湖南省出身でした。このコーチから中国の話を聞くうちに、「いつか中国で学びたい」という思いが次第に具体的な夢になっていきました。中国での留学は、彼にとってまさに夢の実現です。
Khoさんは、マレーシアのジュニアナショナルチームに所属していた元選手でもあります。数多くの中国のトップ選手から大きな影響を受け、そのプレーに憧れてきました。そうした憧れも、中国で高等教育を受けるという選択を後押ししました。
現在学んでいる北京体育大学には、世界チャンピオンの経歴を持つ教授や指導者もいます。トップレベルの経験を持つ人々から直接学べる環境は、Khoさんの学びを一層豊かなものにしているといえます。
ベトナム出身・Nguyenさん:ドラマとラケットがつないだ中国語
Nguyenさんは、北京交通大学に在籍するベトナム出身の留学生です。バドミントンが大好きで、弟と一緒にプレーしながら腕を磨いてきました。
もう一つの「中国との出会い」は、中国の歴史ドラマでした。中国の歴史を題材にしたドラマを楽しみながら観ることが、中国語の習得にも大きな助けになったといいます。物語の流れや登場人物への感情移入を通じて、言葉が自然と身についていったのが印象的です。
こうして、スポーツとドラマという二つの入り口から、中国語と中国文化への理解を深めてきたのがNguyenさんの歩みです。
バドミントンが生んだ友情と国際交流
KhoさんとNguyenさんに共通しているのは、バドミントンが友人づくりの大きなきっかけになっている点です。留学先で新しい人間関係を築くのは簡単ではありませんが、ラケットとシャトルがそのハードルを下げてくれました。
「同じシャトルを追う」ことで生まれる対話
コートに立てば、出身や母語が違っていても、互いに同じシャトルを追いかける仲間になります。細かい言葉が通じなくても、ラリーのリズムやハイタッチが、自然なコミュニケーションを生み出します。
二人は、バドミントンを通じて多くの友人をつくることができたと振り返ります。そして、スポーツには国と国、人と人をつなぐ力があると考えています。これは、国際ニュースの中で語られる「スポーツを通じた交流」が、個人レベルでどう実感されているのかを示す具体的な例といえます。
私たちへのヒント:スポーツと文化を「共通言語」にする
二人のストーリーから見えてくるのは、スポーツやドラマなどのカルチャーが「共通言語」になり得るということです。言葉や価値観の違いを前に立ち止まるのではなく、まずは一緒にプレーしたり、同じ作品を楽しんだりするところから交流が始まるという視点です。
留学を考えている人にとっても、海外とのつながりを広げたいと感じている人にとっても、「自分にとっての共通言語は何か」を考えるきっかけになるのではないでしょうか。バドミントンであれ、別のスポーツや音楽、ドラマであれ、好きなことを軸にした国際交流は、学びと人生の両方を豊かにしてくれます。
マレーシアとベトナムから中国へ渡った二人の留学生の経験は、アジアの中での人の動きと文化的なつながりが、静かに、しかし着実に広がっている姿を映し出しているように見えます。
Reference(s):
Malaysian, Vietnamese students in China share stories about sports
cgtn.com








