『Ne Zha 2』監督の手描きポスター、北京国際映画祭で約束の展示
北京国際映画祭に登場 『Ne Zha 2』監督の約束のポスター
世界的ヒットとなった中国の神話映画『Ne Zha 2』の監督・Jiaoziによる手描きポスターが、今年の北京国際映画祭の会場で展示されています。興行収入の節目ごとにポスターを描くという監督の約束が、いま実際の作品として観客の前に「見える化」された形です。
世界興行収入で第5位、「タイタニック」に次ぐ記録
『Ne Zha 2』は、興行収入15.7 billion yuan(約21.5億ドル)を達成し、世界の歴代興行収入ランキングで第5位に入りました。「タイタニック」に次ぐ数字となり、中国発の神話映画としては異例のスケールの成功です。
中国国内だけでなく世界各地の観客を引きつけたことで、『Ne Zha 2』は真の意味でのグローバルヒット作品として位置づけられています。
興行収入1億元ごとに1枚 Jiaozi監督の「約束の可視化」
Jiaozi監督は、『Ne Zha 2』が興行収入1億人民元を積み重ねるたびに、1枚の手描きポスターを制作すると約束していました。15.7 billion yuanまで到達したことで、その約束に応じた多数のポスターが生まれ、北京国際映画祭ではそれらがまとめて展示されています。
デジタル制作が当たり前になった時代に、監督自らがペンを取り、作品への感謝と観客へのお礼を手描きポスターという形で残す――。その行為自体が、一つのストーリーテリングになっていると言えるでしょう。
若い中国映画制作者へのインスピレーション
『Ne Zha 2』は、中国の神話をベースにした物語を、現代の観客に届くエンターテインメントとして再構築した作品とされています。その成功は、若い中国の映画制作者にとって、「自分たちの物語」を世界に届けることは十分に可能だというメッセージになっています。
今回の手描きポスター展示は、次のようなメッセージを若いクリエイターに届けています。
- ヒット作の裏側にも、地道な創作の積み重ねがあること
- 観客との約束を守る姿勢が、長期的な信頼につながること
- 神話や伝統の題材でも、語り直し方によって世界に届くこと
国際ニュースとしての意味 中国映画の存在感
中国の神話を題材にした『Ne Zha 2』が世界市場で成功し、その成果を監督の手描きポスターという形で共有する動きは、近年の中国映画の存在感の高まりを象徴しています。
ビジネスの数字だけでなく、クリエイターがどのように観客と関係を築いていくのか。北京国際映画祭での今回の展示は、世界の映画産業にとっても、作品づくりとファンとの向き合い方を考える一つのきっかけになりそうです。
Reference(s):
cgtn.com








