卓球ITTFワールドカップ Sun Yingsha連覇、Calderanoが歴史的V
卓球の国際大会「ITTFワールドカップ」で、女子は世界ランキング1位のSun Yingsha(スン・インシャ)が女子シングルスのタイトルを守り、男子はブラジルのHugo Calderano(ヒューゴ・カルデラノ)が史上初の優勝を果たしました。開催地は中国南部のマカオ特別行政区です。
- Sun Yingshaが女子シングルスで大会連覇
- ブラジルのCalderanoが男子シングルスで歴史的初優勝
- 中国勢の強さは健在だが、国際的な競争は一段と激化
女子シングルスはSun Yingshaが圧巻のストレート勝ち
女子シングルス決勝は日曜日に行われ、Sun Yingshaが同じ中国代表のKuai Man(クァイ・マン)を4−0で下し、ITTFワールドカップ女子シングルスのタイトルを連覇しました。
世界ランキング1位として大会に臨んだSunは、決勝でも安定したラリーと鋭い攻撃で主導権を握り続け、相手に流れを渡さない理想的な内容で試合を締めくくりました。
男子シングルス、Calderanoが逆転で初のワールドカップ制覇
男子シングルス決勝では、マカオの会場で中国のLin Shidong(リン・シードン)が「ホーム」選手として声援を受ける中、Calderanoが4−1で逆転勝利し、ブラジル人選手として初めてワールドカップ男子シングルスを制しました。
試合後、Calderanoは「Lin Shidongは本当に良い立ち上がりだったが、自分なりの解決策を見つけることができた。第2ゲームを取れたことで勢いがつき、その後はどんどん良いプレーができた」と振り返りました。
中国勢の強さは続くが、世界のレベル差は縮小
Calderanoは記者会見で、中国の選手たちが依然として多くの大会を支配していると認めつつも、国際大会での競争は確実に激しくなっていると語りました。
「世界中の選手が一生懸命トレーニングしているので、以前よりも競争はタイトになっている。中国に挑戦できるチームは今後もっと増えると思うが、それでも中国が世界でベストであることに変わりはない」と述べ、中国卓球への敬意と、世界全体のレベル向上の両方を強調しました。
5月の世界選手権を見据えるSun Yingsha
一方でSun Yingshaは、試合後の取材で、カタールのドーハで5月に開幕するとされるITTF世界卓球選手権についても言及しました。
「この大会のあとは、まずは体の回復に集中したいです。そのうえで、ドーハではさらに良いパフォーマンスをしたい。世界選手権にはより多くのトップ選手が集まり、レベルも高くなると思うので、未知のことやチャレンジは増えるはずです」と、次の大舞台を冷静に見据えています。
マカオでのワールドカップ連覇を弾みに、より厳しい戦いが予想される世界選手権でどこまで力を発揮できるのか。今後のシーズンを通じて、Sunのコンディションと成長にも注目が集まりそうです。
グローバル化する卓球とアジアの存在感
今回のITTFワールドカップは、Sun YingshaとLin Shidongなど中国勢の層の厚さを改めて示す一方で、ブラジルのCalderanoが男子シングルスを制したことにより、卓球がより多様な地域に広がっている現状も浮き彫りにしました。
アジアの強豪が中心となってきた競技の中で、南米から世界タイトルホルダーが生まれたことは、卓球のグローバル化を象徴する出来事だといえます。今後の国際大会では、どの地域から新たなスターが登場するのか、そして中国を中心としたアジア勢がどのような進化を見せるのかが、国際スポーツをウォッチする日本の読者にとっても重要な視点となっていくでしょう。
Reference(s):
Sun Yingsha retains ITTF World Cup crown, Calderano makes history
cgtn.com








