中国の若者が動かすグリーン革命 北京・温榆河「エコ市」が映す未来
2025年4月20日、北京の温榆河公園の川沿いに、30張を超えるエコをテーマにしたテントがずらりと並び、「グリーンバザー」と呼ばれるにぎやかな空間が生まれました。学生サークルや環境団体あわせて30以上が参加し、「Beautiful China – Youth Action(美しい中国・青年行動)」の一環として、「グリーンブリッジ」と「グリーン・ロングマーチ」と名付けられた取り組みがスタートしました。
若者がつくる「グリーンバザー」とは
この日、温榆河公園の河畔には、環境保護や持続可能な暮らしをテーマにしたテントが並びました。早朝から開かれたこのイベントは、散歩やジョギングに訪れた市民の目にも自然と触れる「オープンな教室」となり、中国の若者がどのようにエコ活動を実践しているかを分かりやすく示す場になったといえます。
「Beautiful China – Youth Action」とは
今回のイベントは、「美しい中国」というビジョンを掲げる青年主体のプロジェクト「Beautiful China – Youth Action」のスタートを象徴する場でもありました。
名称に含まれる「グリーンブリッジ」には、大学や地域コミュニティ、企業など、世代や立場の違いを超えて環境への取り組みをつなぐ橋というイメージが込められていると考えられます。また「グリーン・ロングマーチ」は、短期的なキャンペーンではなく、長い時間軸でコツコツと続ける環境行動を指しているとみられます。
中国のエコ未来を形づくる若い声
今回のように、学生サークルや環境団体が自ら企画し、市民と直接対話するスタイルは、環境問題を「遠い政策」から「身近な日常」に引き寄せる力を持っています。川沿いの自然を背景に開かれたグリーンバザーは、都市の中で自然と人との関係をあらためて考えるきっかけにもなりました。
中国では、気候変動や資源の有効利用、生物多様性の保全などが重要な課題として語られています。そのなかで、現場で行動する若者の声は、今後のエコ政策や地域の取り組みを形づくるうえで、ますます重みを増していくと考えられます。
日本の私たちにとってのヒント
国際ニュースを日本語で追いかけている読者にとっても、この北京の取り組みは日本社会にとって参考になる点が多いでしょう。
- 川や公園など、身近な自然空間を舞台にしたオープンな環境イベント
- 大学生・高校生など若い世代が自ら企画・運営する仕組み
- 「グリーン・ロングマーチ」の名に象徴される、長期的な視点でのエコ行動
こうした要素は、日本各地のまちづくりや学校での環境教育とも相性がよさそうです。2025年という節目の年に、中国の若者が歩み始めた新たな「グリーン・ロングマーチ」は、アジア全体のエコ未来を考えるうえで、一つの注目すべき動きだといえるでしょう。
Reference(s):
A green long march: Young voices shaping China's ecological future
cgtn.com








