中国軍、米駆逐艦の台湾海峡通過を監視 法に基づき対応と強調
中国人民解放軍東部戦区が、米駆逐艦ウィリアム・P・ローレンスの台湾海峡通過を全航程で追跡・監視したと明らかにし、米国の発言を強く批判しました。地域の平和と安定をめぐる米中の視線の違いが改めて浮き彫りになっています。
中国東部戦区「全航程を追跡・監視」
木曜日、中国人民解放軍東部戦区の報道官であるShi Yi上級大佐は、声明を通じて、東部戦区が米駆逐艦ウィリアム・P・ローレンスの台湾海峡通過を水曜日の全航程にわたり追跡・監視したと説明しました。
Shi報道官によると、東部戦区は海軍と空軍の部隊を投入し、米艦の動きを終始掌握したとしています。対応については、関連する法律や規則に基づき適切に処理したと強調しました。
米国の発言を批判「法理をゆがめ、国際世論を誤導」
Shi報道官は、今回の事案をめぐる米国側の発言について、法的な原則をゆがめ、国際社会の世論を誤った方向に導いていると批判しました。
そのうえで、米国に対し、台湾海峡をめぐる問題を歪曲し、センセーショナルに扱うことをやめるよう求めるとともに、地域の平和と安定を共に守る姿勢を示すべきだと呼びかけました。
台湾海峡をめぐるメッセージは何か
今回の発表からは、少なくとも次の3点が読み取れます。
- 米軍艦船の台湾海峡通過を、中国軍が全航程で監視していると示したこと
- その対応が法律と規則に基づくと繰り返し強調されていること
- 米国の発言が国際世論を誤った方向へ導いているとし、批判の矛先を米国側の説明の仕方に向けていること
Shi報道官は、地域の平和と安定というキーワードを前面に出しつつ、米国の説明や報道のあり方が緊張や誤解を生んでいるとの認識を示しています。
地域の安定と情報の受け止め方
台湾海峡を通過する軍艦の動きは、たとえ短時間であっても、地域の安全保障や国際世論に影響を与えやすいテーマです。今回の声明は、その一つ一つの動きをめぐって中国側がどのようなメッセージを発しているのかを考える材料になります。
一方で、Shi報道官が指摘したように、各国の発言や報道の仕方が、出来事そのもの以上に緊張感を高めることもあります。どの情報が事実の説明で、どの部分が政治的なメッセージなのかを切り分けて読むことが、国際ニュースを追ううえでますます重要になっていきそうです。
Reference(s):
cgtn.com








