中国CBA準々決勝 第5戦で広厦ライオンズが青島を下し準決勝進出
中国バスケットボール・CBAで広厦が第5戦を制し準決勝へ
中国プロバスケットボールリーグ、中国バスケットボール協会(CBA)のプレーオフ準々決勝第5戦で、レギュラーシーズン首位の広厦ライオンズが青島イーグルスを101対96で下し、接戦のシリーズを制して準決勝進出を決めました。会場は中国浙江省杭州市で、ホームの広厦が土壇場で意地を見せた形です。
この結果、広厦は準決勝でディフェンディングチャンピオンの遼寧フライングレパーズと対戦します。これまでプレーオフでは遼寧相手に6連敗しており、苦手とする相手に再挑戦する構図となりました。
試合の概要:一進一退の攻防、最後はリバウンドが勝敗を分ける
第5戦は、まさに「サバイバルゲーム」と言える展開になりました。第1クォーターは青島が29対28と1点リード。広厦は第2クォーターで25対19と巻き返し、前半を53対48と5点リードで折り返します。
後半に入ると、広厦が攻守で安定感を見せ、トランジションからの速攻で流れをつかみます。ジョシュア・カールトンが走りながらのジャンパーを決めた場面では、一時リードを13点(77対64)まで広げました。
しかし、第3クォーター終盤にジョーダン・ミッキーにフリースローを与え、1本を決められて79対70。青島は2桁点差になるのをギリギリで防ぎ、最終クォーターに望みをつなぎます。
第4クォーターでは、青島が猛追。ヤン・ハンセンのオフェンスリバウンドをクインダリー・ウェザースプーンがレイアップにつなげるなど、残り時間が少ない中で点差を92対88の4点差まで詰めました。それでも、終盤にかけて青島はディフェンスリバウンドを確保できず、広厦に何度もオフェンスリバウンドを許したことが致命傷となりました。
広厦の勝因:エース不調でも「つなぎ」のバスケット
広厦のエーススコアラー、バリー・ブラウン・ジュニアは、この日シュートに苦しみました。フィールドゴールは15本中4本の成功にとどまり、2点シュートは6本すべてミス。それでも、彼はプレーメークに徹し、9アシストとパスでチームに貢献しました。
アシスト数では、広厦の司令塔である孫銘輝が10アシストを記録し、ブラウン・ジュニアとともにゲームメークを担いました。レギュラーシーズンMVPの選手も、19得点と10リバウンドのダブルダブルと安定した数字を残し、インサイドで存在感を発揮しました。
エースのシュートが不調でも、他の選手が役割を分担し、アシストとリバウンドで支える。この「総合力」が、接戦をモノにした最大の要因と言えます。
青島の健闘:ベンチから出た若きビッグマンとエースガード
敗れた青島も、内容としては決して悪くありませんでした。ベンチスタートのセンター、ヤン・ハンセン(身長2メートル18センチ)は、36分の出場で16得点、11リバウンド、1ブロックと堂々のダブルダブル。若いビッグマンとして、プレーオフの大舞台でインパクトを残しました。
オフェンス面でチームをけん引したのは、クインダリー・ウェザースプーンです。彼は24得点に加えて8アシストを記録し、自ら得点しながら周囲も生かすプレーで終盤の追い上げを演出しました。
最後まで接戦に持ち込めたのは、ヤンとウェザースプーンのコンビの活躍があったからこそと言えるでしょう。一方で、試合の最後にリバウンドで押し切られたことは、今後の課題として残ります。
スタッツで見るこの試合のポイント
- 広厦は第2クォーターを25対19で制し、前半で主導権を奪取
- ブラウン・ジュニアはシュート不調ながら9アシストで貢献
- 孫銘輝は10アシスト、レギュラーシーズンMVPの選手は19得点・10リバウンド
- 青島のヤン・ハンセンは16得点・11リバウンド・1ブロック
- ウェザースプーンは24得点・8アシストで攻撃の中心に
- 終盤のオフェンスリバウンドの差が勝敗を分ける形に
次は遼寧との準決勝へ 「苦手な王者」に挑む広厦
広厦は準決勝で、連覇を狙う遼寧フライングレパーズと対戦します。両者の第1戦は、杭州市で土曜日に予定されています。これまでプレーオフでの直接対決は遼寧が6戦全勝と、広厦にとっては厳しい相手です。
とはいえ、今季の広厦はレギュラーシーズンを首位で終えたチーム力があります。エースが不調でも勝ち切ったこの第5戦は、メンタル面でも大きな自信につながるはずです。王者遼寧を相手に、どこまで自分たちのバスケットを貫けるかが鍵となります。
もう一つの準決勝:山西と北京も激突
もう一方の準決勝カードは、山西ロオンズ対北京ダックスです。第1戦は、中国北部の山西省太原市で日曜日に行われる予定です。
広厦対遼寧、山西対北京。CBAプレーオフは、いずれのカードもストーリー性のある組み合わせとなりました。アジアのバスケットボールシーンを理解するうえで、中国リーグのプレーオフ動向は、今後もチェックしておきたいテーマと言えるでしょう。
Reference(s):
Guangsha Lions survive five-game series against Qingdao Eagles
cgtn.com








