CBA準決勝 グアンシャが遼寧を圧倒し第1戦先勝
中国バスケットボール協会(CBA)プレーオフ準決勝で、トップシードのグアンシャ・ライオンズ(Guangsha Lions)が、3連覇中の遼寧フライングレパーズ(Liaoning Flying Leopards)を109-90で破り、第1戦を白星スタートとしました。中国東部の浙江省・杭州市で行われた一戦は、国際ニュースとしても注目される内容となりました。
CBA準決勝第1戦で何が起きたのか
グアンシャは5戦制(ベスト・オブ・ファイブ)のCBA準決勝シリーズの初戦を制し、対戦成績を1勝0敗としました。3連覇中の遼寧に対して19点差をつける完勝で、シリーズの主導権を握った形です。
試合は序盤からグアンシャが主導権を握り、第1クォーターで二桁リードを確保。その後もディフェンスとバランスの取れたオフェンスで優位を保ち続け、遼寧に一度も15点差以内まで詰め寄らせませんでした。
6人が2桁得点、グアンシャの厚みあるオフェンス
グアンシャは6人の選手が2桁得点を記録し、そのうち先発5人全員が2桁得点という層の厚さを見せました。攻撃の軸となったのは、バリー・ブラウン(Barry Brown)です。
- バリー・ブラウン:24得点、3ポイント4本成功(10本中)、6アシスト
- 孫明輝(Sun Minghui):13得点、第3クォーターに足首を痛めて途中退場
- そのほかの先発とベンチメンバーも2桁得点を重ね、計6人が2桁得点
ブラウンはアウトサイドシュートだけでなく、味方を生かすパスでも存在感を発揮しました。孫明輝が第3クォーター途中で足首のケガによりコートを去ったものの、チーム全体の得点バランスの良さがそれを補いました。
遼寧はベンチが奮闘も、スターターが伸び悩む
一方の遼寧は、先発陣が本来の力を発揮しきれませんでした。先発メンバーで2桁得点に達したのはデズ・ウェルズ(Dez Wells)のみです。
- デズ・ウェルズ:先発で唯一の2桁得点
- カイル・フォッグ(Kyle Fogg):ベンチからチーム最多の20得点、3アシスト、3スティール
- ベンチ得点:遼寧52点 対 グアンシャ31点
ベンチスコアでは52-31と遼寧が大きく上回りましたが、試合全体をひっくり返すには至りませんでした。フォッグが攻守で躍動し、途中出場組は流れを変えようと奮闘しましたが、スターターの不調が最後まで響いた形です。
特に、趙継偉(Zhao Jiwei)と厳寿琦(Yan Shouqi)はシュートタッチに苦しみ、フォッグとウェルズの奮闘を支えるだけの攻撃力を見せることができませんでした。
クォーターごとの流れ
第1クォーター:3ポイント攻勢で主導権を確保
第1クォーターは、グアンシャが3ポイントシュートで4本多く決めたことで流れをつかみました。スコアは34-22と、いきなり二桁リードを奪います。アウトサイドが決まったことで、攻撃に余裕が生まれ、ディフェンス面でも積極性が増しました。
第2クォーター:外は沈黙も、守備で遼寧を封じ込め
第2クォーターは両チームとも3ポイントが1本も入らない展開になりましたが、その中で光ったのがグアンシャの守備です。遼寧をこのクォーターわずか15得点に抑え、前半を59-37と22点差で折り返しました。
攻撃のペースがやや落ちた時間帯でも、ディフェンスで失点をコントロールできたことが、グアンシャにとって大きな安心材料となりました。
第3クォーター:フォッグとウェルズが反撃の糸口
第3クォーターはほぼ互角の展開となり、遼寧が点差をわずかに詰めます。フォッグとウェルズが攻撃を引っ張り、速攻や1対1から得点を重ねました。
それでも、趙継偉や厳寿琦のシュートミスが続いたことで、大きな波にはつながりません。第3クォーター終了時点でもスコアは84-65とグアンシャが依然19点をリードし、試合をコントロールし続けました。
第4クォーター:朱俊龍とブラウンがとどめの一撃
第4クォーター序盤、グアンシャの朱俊龍(Zhu Junlong)が5連続得点を挙げ、スコアを91-71と再び20点差に広げます。ここで遼寧の追撃ムードは一気にしぼみました。
中盤にはブラウンがこの日4本目となる3ポイントを沈め、リードを97-72とさらに拡大。最後まで遼寧に15点差以内まで詰め寄るチャンスを与えず、最終的に109-90と大差でシリーズ開幕戦を制しました。
第2戦に向けたポイント
シリーズは5戦制で、先に3勝したチームがファイナルへと駒を進めます。第1戦を制したことで、グアンシャは精神的にも大きなアドバンテージを得たと言えますが、孫明輝の足首の状態は今後の試合を左右する要素になりそうです。
一方、3連覇中の遼寧にとって、第2戦は早くも正念場となります。
- スターター陣、とくにガード陣のシュート効率をどう立て直すか
- ブラウンに対するディフェンスをどう調整するか
- ベンチのエナジーを、序盤からの流れづくりにつなげられるか
シリーズ第2戦は、同じく杭州市で月曜日に行われる予定です。ここで遼寧が修正力と王者の意地を示せるか、それともグアンシャが一気に王手をかけるのか、CBAプレーオフ準決勝の行方を占う重要な一戦となります。
なぜこの試合が「見る価値のある国際ニュース」なのか
CBAはアジア有数のプロバスケットボールリーグであり、そのプレーオフは世界のバスケットボールファンからも注目されています。とくに今回は、3連覇中の王者がトップシードに大差で敗れるという構図で、
- 王朝チームが揺らぎ始めているのか
- トップシード・グアンシャの新たな台頭なのか
- 戦術やローテーションの変化が、シリーズ全体にどう影響するのか
といったポイントが読みどころになります。スコアやスタッツだけでなく、「シリーズの流れ」をどう読むかも含めて、バスケットボールを深く楽しめる一戦と言えるでしょう。
Reference(s):
Guangsha Lions overwhelm Liaoning Flying Leopards in CBA semifinals
cgtn.com








