中国外務省「習氏とトランプ氏の最近の電話会談なし」関税協議も否定
中国外務省は月曜日、中国の習近平国家主席と米国のドナルド・トランプ大統領の間で、最近電話会談は行われていないと明らかにしました。米中関係や関税問題をめぐる国際ニュースが錯綜するなかで、今回の説明が何を意味するのかを整理します。
中国外務省「最近、電話会談はない」と説明
中国外務省の報道官グオ・ジアクン氏は、定例記者会見で「私の知る限り、両首脳の間で最近電話は行われていない」と述べ、習近平国家主席とトランプ大統領の間に直近の電話会談はなかったと説明しました。
この発言は、トランプ大統領が米誌タイムに対し、習主席から電話があったと語ったとする報道について問われた際の回答です。中国側は、公式の場で改めて「最近の電話会談は確認していない」と強調した形です。
関税をめぐる協議も「行っていない」と強調
グオ報道官はさらに、「中国と米国の間で、関税をめぐるいかなる協議や交渉も行っていないことを、もう一度はっきりさせたい」と述べました。関税をめぐる米中協議が水面下で進んでいるのではないか、という観測に対して、中国側が明確に否定したと言えます。
関税は、両国の貿易や企業活動に直接影響するだけでなく、世界経済全体への波及も大きいテーマです。そのため、「協議をしているのかどうか」という一点が、国際ニュースとして注目されやすくなっています。
なぜ「電話の有無」がニュースになるのか
首脳同士の「電話会談の有無」は、一見すると小さな出来事に見えるかもしれません。しかし、米中という世界経済に大きな影響力を持つ国同士の場合、その意味合いは変わってきます。
- 両国関係の雰囲気や、対話の頻度をはかる目安になる
- 関税など懸案事項で妥協点を探っているのかどうかのシグナルと受け止められる
- 金融市場や企業の投資判断に影響しうるニュースとして扱われる
今回、中国外務省が「最近の電話はない」と明確に述べたことで、少なくとも現時点では、首脳レベルの直接のやりとりよりも、別のルートでの対話や発信が中心になっている可能性が示唆されます。
発言が食い違うときに意識したい視点
今回のように、一方の首脳が語ったとされる内容と、相手国の公式説明が異なる形で伝えられることは、国際ニュースでは珍しくありません。読み手としては、次のような点を意識しておくと、情報を落ち着いて整理しやすくなります。
- 誰の発言か(首脳本人、報道官、匿名の関係者など)
- どの場面で語られたか(インタビュー、記者会見、声明など)
- それが一方の説明なのか、両国が一致して認めている事実なのか
- 「最近」「協議」など、あいまいな言葉がどの期間・どの範囲を指しているのか
こうしたポイントを頭に置いてニュースを読むことで、「誰が何を、どこまで言っているのか」を切り分けて理解しやすくなります。
2025年の米中ニュースをどう読むか
2025年12月現在、米中関係や関税をめぐる動きは、世界経済や国際政治を考えるうえで欠かせないテーマであり続けています。首脳の電話一本をめぐるニュースであっても、その背景や各国の意図を丁寧に読み解くことが、情報に振り回されないための一歩になりそうです。
Reference(s):
China says no recent phone call between Presidents Xi and Trump
cgtn.com








