北京国際映画祭2025 受賞者が語る舞台裏と作品への思い video poster
今年の北京国際映画祭(Beijing International Film Festival、BJIFF)が幕を閉じました。授賞式のあとには、受賞者たちが自らの作品について語り、映画祭での経験を振り返りました。本稿では、その様子を手がかりに、国際映画祭とアジア映画の今を日本語で整理します。
北京国際映画祭とは
北京国際映画祭は、北京に国内外の映画人が集まり、多様な作品が上映される国際映画祭です。今年も、新人監督の小規模な作品から大規模な商業映画まで、幅広いラインナップが世界の観客や業界関係者の前に披露されました。
映画祭は単なるコンテストではなく、映画人どうしが出会い、意見を交わし、新しい企画や共同制作のきっかけをつくる場でもあります。受賞者の言葉には、その「出会いの場」としての側面が色濃くにじんでいました。
受賞者が語った「作品づくり」のリアル
受賞者たちは、それぞれの作品の背景やテーマ、制作の過程で直面した課題について率直に語りました。限られた予算や時間のなかで、どのようにして映像表現を磨き、ストーリーを成立させたのかというポイントは、多くのコメントに共通していました。
印象的だったのは、「観客とどう向き合うか」という視点です。映画館で初めて一般の観客と一緒に自分の作品を観たときの緊張感や、上映後の拍手に込められた反応をどう受け止めたかを語る受賞者も多くいました。映画祭という限られた空間であっても、観客との対話を意識する姿勢が強く感じられます。
国際映画祭という「経験」
受賞者たちにとって、北京国際映画祭での経験は、賞そのもの以上に大きな意味を持っているようです。海外から参加した映画人にとっては、北京という都市や会場の雰囲気、観客の反応に触れること自体が、新たなインスピレーションの源になったといえます。
映画祭期間中は、上映だけでなく、トークイベントや交流の場も設けられました。そこで交わされた議論の多くは、
- 配信プラットフォームの台頭で映画の届け方がどう変わるのか
- 若いクリエーターをどう支えるか
- 異なる文化や言語を持つ観客に、物語をどう伝えるか
といったテーマに集中していました。受賞者たちのコメントからも、映画づくりが単なる「作品完成」で終わらず、観客と出会うまでの長いプロセスであることが伝わってきます。
北京から見える、これからの映画シーン
今年の北京国際映画祭で交わされた言葉をたどると、アジアを中心とした映画シーンの変化が浮かび上がります。映画館での体験を大切にしながらも、オンライン配信や国際共同制作など、新しいかたちの映画づくりに挑戦する流れが続いていることがうかがえます。
日本の私たちにとっても、北京発の映画ニュースや受賞者の声は、アジアの他地域で何が起きているのかを知る手がかりになります。日々のニュースのひとつとして読むだけでなく、「自分ならどんな物語を撮るだろう」と想像してみると、映画祭がぐっと身近に感じられるかもしれません。
考えてみたい3つのポイント
- 国際映画祭で評価される作品には、どんな共通点があるのか
- 映画館とオンライン配信、それぞれの良さをどう生かせるのか
- アジアの映画人との対話から、日本の映画づくりは何を学べるのか
今年の北京国際映画祭はすでに幕を閉じましたが、受賞者たちが語った言葉は、2025年以降の映画シーンを考えるヒントとして生き続けていきそうです。
Reference(s):
cgtn.com








