中国メーデー連休で1億4400万人移動見込み 鉄道ラッシュの実像を読む
2025年5月のメーデー連休(8日間)を前に、中国の鉄道網が約1億4400万人の旅客を輸送する見込みだと、中国国家鉄路集団が発表していました。大型連休の移動需要の大きさを象徴する数字です。
メーデー連休8日間で約1億4400万人が鉄道移動の見込み
中国国家鉄路集団(China State Railway Group Co., Ltd.)によると、2025年のメーデー連休期間中、中国の鉄道網は8日間でおよそ1億4400万人の旅客を運ぶ見込みでした。
この数字は、前年同期比で4.9%の増加となる見通しです。8日間の「メーデー連休輸送期間」は火曜日に始まり、最も混雑が予想されていたのは期間中の木曜日でした。
人気目的地は北京・上海・広州など大都市
中国の公式鉄道予約プラットフォーム「12306」のデータによると、今年のメーデー連休で特に人気が高かった目的地は次の都市です。
- 北京
- 上海
- 広州
- 成都
- 杭州
- 武漢
- 深圳
- 西安
- 南京
- 鄭州
政治やビジネスの中心地、歴史都市、観光地がバランスよく並んでおり、連休を利用してビジネスと観光を組み合わせる動きもうかがえます。
利用が集中した主な鉄道路線
同じく「12306」のプラットフォームデータから、メーデー連休中に特に人気が高かった鉄道路線として、次の区間が挙げられています。
- 北京-上海
- 西安-成都
- 北京-フフホト
- 南寧-広州
- 北京-瀋陽
- 深圳-香港
首都の北京と経済の中心地・上海を結ぶ幹線に加え、西安や成都といった観光地・歴史都市を結ぶ路線、さらに深圳と香港を結ぶ路線などに人気が集中しました。
1日平均1万2000本超を運行し、増発や高速寝台で対応
こうした需要の急増に対応するため、中国の鉄道当局はメーデー連休期間中、1日あたり平均で1万2000本を超える旅客列車を運行する計画を打ち出しました。
特に利用が集中する地域や時間帯では、列車本数を増やすだけでなく、高速鉄道による寝台列車(高速寝台)の運行も追加するなどして、輸送能力の強化が図られました。
これにより、ピーク時の混雑緩和と、長距離移動の選択肢拡大が期待されました。
数字から見える中国の連休と移動ニーズ
約1億4400万人という規模は、メーデー連休が中国の人々にとって「帰省」「旅行」「出張」など、さまざまな目的の移動が重なる重要なタイミングであることを示しています。
前年から約5%増という伸びは、鉄道を通じた国内移動の需要が引き続き強いことを物語ります。同時に、鉄道当局が増発や列車の工夫によって対応力を高めようとしている姿勢もうかがえます。
利用者の側から見ると、人気路線やピーク日の混雑は今後も続くとみられ、早めの予約や時間帯・行き先の分散が、ストレスの少ない移動のカギになりそうです。
中国の鉄道ネットワークの動きは、国内の消費動向や地域間のつながりを読み解く手がかりにもなります。今後の大型連休でも、どの都市と路線に人の流れが集まるのかに注目が集まりそうです。
Reference(s):
China to handle 144 million railway passenger trips over May Day break
cgtn.com








