中国外相がキューバの反覇権姿勢を評価 リオで外相会談
リオデジャネイロで行われた中国とキューバの外相会談で、中国の王毅外相がキューバの「反覇権」姿勢と主権防衛を高く評価し、両国関係の一層の強化を約束しました。
中国とキューバ、「良き同志でありパートナー」と強調
中国の王毅外相は火曜日、リオデジャネイロでキューバのブルーノ・ロドリゲス外相と会談しました。王外相は、中国とキューバは「良き同志でありパートナー」だと述べ、長年にわたり築いてきた関係をあらためて確認しました。
王外相は、キューバが覇権主義に抗し、自国の主権を守ろうとしている姿勢を高く評価しました。そのうえで、中国は今後もキューバの「外国からの干渉」や「経済封鎖」との闘いを支持し続けると表明しました。
「外国からの干渉」と「経済封鎖」への支援を約束
王外相が言及した「外国からの干渉」とは、他国が一国の政治的・経済的な意思決定に過度に影響を及ぼそうとする行為を指します。また「経済封鎖」は、貿易や金融などの経済活動を制限し、特定の国に圧力をかける手段として用いられるものです。
王外相は、中国がこうした圧力に直面するキューバを引き続き支え、「あらゆる分野での協力を深化させる」としています。特に、キューバ自身の力で成長していく「自立的な発展能力」を高めるための協力を強める考えを示しました。
キューバ外相「社会主義の道を共に歩む友人」
キューバのロドリゲス外相は、中国との「深い友情」を強調しました。国際情勢が大きく変化するなかでも、両国は常に揺るがずに互いを支持し、「社会主義の道を手を取り合って歩んできた」と述べました。
ロドリゲス外相は、中国が長年にわたりキューバに寄せてきた信頼と支援に謝意を示しました。そのうえで、今後も首脳クラスを含むハイレベルな交流を強化し、連帯と協力を一段と深めたいと表明しました。また、キューバの「国家の発展と振興」に向けた取り組みに対し、中国の継続的な支援を期待する考えを示しました。
2025年の国際ニュースとして見る中キューバ関係
今回の外相会談では、次のようなキーワードが繰り返し打ち出されています。
- 覇権に対抗する姿勢(反覇権)
- 国家主権の尊重と防衛
- 外国からの干渉や経済封鎖への反対
- 自立的な発展能力の強化
- 社会主義の道を共に歩む「同志」としての連帯
これらは、2025年の国際秩序をめぐる議論とも重なるテーマです。一部の国に力が集中するのではなく、各国・各地域がそれぞれの制度や価値観を尊重されながら発展していくべきだという考え方が背景にあります。
私たちが読み解きたいポイント
今回の中国とキューバのやりとりからは、少なくとも次のようなポイントが見えてきます。
- 両国は、単なる経済や貿易の相手というだけでなく、「価値観」や「政治的な立場」を共有するパートナーとして関係を位置づけていること
- 「干渉」や「封鎖」といったキーワードを通じて、国際社会の中での圧力や対立構図を意識していること
- 自国の発展を外部に依存しすぎず、「自立的に進めたい」という意志を強調していること
国際ニュースを読むうえで重要なのは、「誰が」「どの場で」「どんな言葉を選んでいるのか」を丁寧に見ることです。王毅外相とロドリゲス外相の発言は、両国がどのような世界像を思い描き、どんな関係を築こうとしているのかを示す手がかりとなります。
今後、中国とキューバの協力がどの分野で具体化していくのか、そして「反覇権」や「自立的な発展」といったキーワードが、2025年以降の国際社会の議論にどう影響していくのかが注目されます。
Reference(s):
cgtn.com







