中国・煙台の歴史街区「所城里」 軍事拠点から文化ハブへ video poster
軍事拠点だった街が、今や創造性あふれる文化ハブへ――中国東部・山東省煙台市の歴史街区「所城里(Suochengli)」が、過去と未来をつなぐ場所として注目されています。
軍事拠点から文化ランドマークへ
所城里は、かつて海岸線の防衛を担う重要な軍事拠点でした。城塞としての役割を終えた現在は、歴史的な街並みを背景にした文化的なランドマークとして、煙台の歩んできた時代の変化を静かに語り続けています。
石畳の道や昔ながらの建物が残るエリアを歩くと、かつての緊張感ある防衛の現場が、いまは人々がゆったりと行き交う公共空間へと姿を変えたことを実感できます。
古い街並みに宿る「モダンな鼓動」
現在の所城里は、「伝統」と「現代の創造性」が出会う場所として描かれています。歴史の重みを感じる街路に、アイデアと工夫に満ちた取り組みが加わることで、エリア全体に新しいリズムが生まれています。
通りには、長い時間を経てきた建物や空間が、その記憶を生かしながら再び人々を迎え入れています。過去のストーリーが消費されるのではなく、現在の暮らしや表現と重なり合うことで、訪れる人それぞれが新しい意味を見いだせる場所になっていると言えるでしょう。
訪れる人を引きつける文化ハブ
所城里の通りには、豊かな歴史の響きとともに、革新的な雰囲気が満ちています。その独特の空気感は、周辺の住民だけでなく、遠方からの来訪者も引きつけています。
歴史的な空間でありながら、「今」を感じたい人にとって、所城里は次のような魅力を持つ場所として受け止められています。
- 過去の物語が残る街並みの中で、新しい発想や表現に触れられること
- 観光地としてだけでなく、日常の都市生活の一部として楽しめること
- 古さと新しさが対立するのではなく、自然に混じり合っていること
国際メディアも伝える、所城里の今
国際的なニュースメディアであるCGTNも、所城里の変化に注目しています。CGTNのWang Tao氏が現地を訪ね、軍事拠点から文化ハブへと生まれ変わったこのエリアを紹介しながら、歴史と創造性がどのように共存しているのかを伝えています。
海外メディアの視点を通して所城里を見ることで、煙台という都市が、自らの歴史を大切にしつつ、新しい魅力を世界に発信しようとしている姿が浮かび上がります。
所城里が投げかける問い
軍事拠点から文化ランドマークへと歩んできた所城里の姿は、急速に変化する都市が「どのように過去を受け継ぎ、未来につなげるか」という問いを私たちに投げかけています。
歴史的な街並みを残すことは、単に古い建物を保存することではありません。その場に刻まれた記憶や物語を、現代の暮らしや創造活動と重ね合わせていくプロセスこそが重要になっていきます。
中国東部の港町・煙台の一角にある所城里は、過去と現在、そしてこれからの都市のあり方を考えるうえで、静かですが示唆に富んだヒントを与えてくれる場所だと言えるのではないでしょうか。
Reference(s):
Suochengli in Yantai: Finding the modern pulse in ancient streets
cgtn.com








