国際盲導犬の日と労働の日:人と共に働く動物たち
4月の「国際盲導犬の日」と5月1日の「労働の日」は、私たちが当たり前だと思いがちな「働くこと」の意味を、少し違う角度から見直すきっかけになります。人と共に暮らし、支え、働く動物たちに目を向けてみましょう。
毎年4月の最終水曜日は「国際盲導犬の日」
国際盲導犬の日は、毎年4月の最終水曜日に設けられている国際的な記念日です。視覚に障がいのある人の自立した生活や安全な移動を支える盲導犬の存在と、その訓練や支援に関わる人たちの働きをたたえる日とされています。
盲導犬は、利用者の歩幅や生活スタイルに合わせて訓練され、段差や障害物を避けながら安全なルートを導きます。単に「目の代わり」になるだけではなく、その人が一人で通勤したり、買い物や旅行に出かけたりする「自由」を支えるパートナーでもあります。
今年2025年の4月最終水曜日にも、各地で盲導犬のデモンストレーションや講演会などが行われ、視覚障がいと移動のバリアについて考える取り組みが続きました。
5月1日の「労働の日」に出会う、動物の「模範労働者」たち
5月1日は、多くの国や地域で、働く人びとの権利や労働環境について考える「労働の日」とされています。人間の働き方に注目が集まる一方で、私たちの社会には、静かに役割を果たしている動物の「模範労働者」たちもいます。
今年2025年の労働の日にも、SNSなどで、「身近で働く動物たち」に光を当てる投稿や企画が見られました。盲導犬をはじめ、人と共に働く動物の姿は、労働の意味や、弱い立場の存在への配慮を考えるヒントにもなります。
人と共に働く代表的な動物たち
視覚障がい者を導く盲導犬
盲導犬は、視覚に障がいのある人の歩行を安全に導くために特別な訓練を受けた犬です。信号機や段差、駅のホームの端など、危険な場所を避けて歩けるように学びます。
- 利用者の命を守る判断を優先するよう訓練されている
- 仕事中は集中力を保つ必要があるため、周囲の人がむやみに声をかけたり触ったりしない配慮が求められる
- 家庭では「ペット」として、仕事中とは違う表情を見せることも多い
安全を守る警察犬・救助犬
警察犬や救助犬も、社会を支える「働く動物」の代表です。行方不明者の捜索や災害現場での生存者の発見など、人間だけでは難しい場面で力を発揮します。においを嗅ぎ分ける能力や集中力は、人間には真似できない大きな戦力です。
心を支えるセラピー動物
病院や高齢者施設、学校などで人の心を癒やす「セラピー動物」も増えています。犬や猫、場合によっては馬などが、人と触れ合うことで不安をやわらげたり、リハビリへの意欲を引き出したりする役割を果たします。
暮らしと食を支える家畜や牧畜犬
農場で働く牛や馬、羊を追う牧畜犬なども、日々の暮らしと食を支える存在です。私たちが日常的に利用する食料や製品の背景には、多くの「働く動物」の姿があります。
「働く動物」とどう向き合うか
人と動物が共に働く関係は、便利さや効率だけで語ることはできません。命ある存在としての尊厳や健康をどう守るかが、これからいっそう問われていきます。
- 仕事中の盲導犬などには、ハーネスや表示を見て、静かに見守る
- 長時間の過酷な労働を強いるような事例には、疑問の目を向ける
- 子どもたちと一緒に、動物福祉や働く動物の役割について学ぶ
2025年も終わりに近づく今、4月の国際盲導犬の日と5月1日の労働の日を思い返しながら、人と動物がどのように共に働き、共に生きていくべきかを、身近なところから考えてみたいところです。
Reference(s):
cgtn.com








