バドミントン・スディルマン杯開催地の中国がタイに4-1勝利、決勝トーナメント進出
バドミントンの国際団体戦・スディルマン杯で開催国の中国がタイを4-1で下し、グループA首位で決勝トーナメント進出を決めました。中国南東部・福建省厦門市で行われた一戦は、混合ダブルスを皮切りに、男女シングルスと男女ダブルスの全5試合で力の差を示す内容となりました。
中国がタイに4-1で勝利、グループA首位通過
スディルマン杯は、各国・地域の代表が男女シングルス、男女ダブルス、混合ダブルスでポイントを争う団体戦です。中国はタイに4-1で勝利し、グループAのトップに立って決勝トーナメント進出を確定させました。
試合は厦門で行われた現地時間の水曜夜に行われ、開催国でありディフェンディングチャンピオンでもある中国が、地元の声援を背に盤石の戦いぶりを見せました。
混合ダブルスと男子シングルスが流れをつくる
第1試合の混合ダブルスでは、中国のFeng Yanzhe/Wei Yaxin組が、タイのTeeraratsakul Pakkapon/Muenwong Phataimas組を23-21、21-11で破りました。第1ゲームは接戦となりましたが、要所で中国ペアがポイントを重ねて競り勝ち、第2ゲームでは一気に突き放しました。
続く男子シングルスでは、中国のLi Shifengが、タイのWangcharoen Kantaphonと激しいラリーを繰り広げました。スコアは21-18、17-21、21-13。合計85分に及ぶタフな試合となりましたが、最終ゲームでLiが集中力を切らさずポイントを重ね、中国に大きな2勝目をもたらしました。
女子シングルス世界2位・Wang Zhiyiはフルゲームで惜敗
一方で、女子シングルス世界ランキング2位のWang Zhiyiは、Intanon Ratchanokとの消耗戦を落としました。Wangは第1ゲームを19-21で落としたものの、第2ゲームを21-13で取り返し、勝負は最終ゲームへ。しかし最終ゲームは21-23とわずか2ポイント差で敗れ、フルゲームの末に白星を逃しました。
試合後、Wangは「今日は相手がとてもアグレッシブでした。自分のパフォーマンスには多くの課題があり、その分だけ相手にチャンスと自信を与えてしまいました。この敗戦を、今後に生かせる経験に変えたいです」と振り返りました。チームは勝利しながらも、個人としては課題と成長の両方が見える内容だったと言えます。
ダブルス陣が勝利を決定づける
中国はダブルスでも安定感を発揮しました。男子ダブルスではLiang Weikeng/Wang Chang組が21-14、21-14とストレート勝ち。スコアが示す通り危なげない内容で、相手に主導権を渡しませんでした。
女子ダブルスでもLiu Shengshu/Tan Ning組が21-11、21-8と大差で勝利し、タイとの対戦をトータル4-1で締めくくりました。混合ダブルスから女子ダブルスまで、5試合すべてで戦える層の厚さが開催国の強みとして浮き彫りになっています。
グループBは韓国がチャイニーズタイペイ代表に4-1勝利
同じくグループリーグのグループBでは、4度の優勝経験を持つ韓国がチャイニーズタイペイ代表を4-1で下し、グループ首位に立ちました。男子シングルスでつまずきながらも、他の種目でしっかり勝ち切った形で、団体戦ならではの総合力を見せました。
グループAで中国、グループBで韓国がそれぞれ首位に立ったことで、アジアの強豪同士が決勝トーナメント以降でどのようにぶつかるのか、注目が高まっています。
スディルマン杯を楽しむための視点
今回の対戦からは、スディルマン杯という大会の特徴も見えてきます。試合は混合ダブルス、男子シングルス、女子シングルス、男子ダブルス、女子ダブルスの5種目で構成され、3勝したチームが勝利します。一人のスター選手だけではなく、各種目にどれだけ厚い選手層を持てるかが、勝敗を大きく左右します。
また、Wang Zhiyiのコメントにあるように、選手たちは勝敗だけでなく、自分のプレーの質やメンタル面を冷静に見つめ直しています。団体戦のプレッシャーの中で、個々の敗戦を次の勝利につなげられるかどうかも、チームの強さを測る重要なポイントです。
中国と韓国というアジアの強豪がグループ首位で決勝トーナメントに進む中、他の国・地域の代表がどう食い下がるのか。今後の試合では、スコアだけでなく、選手たちの表情やコメントにも注目すると、スディルマン杯をより深く楽しむことができそうです。
Reference(s):
cgtn.com








