中国本土の労働節映画興行、新作が1億元突破 もののけ姫も上位に
中国本土の2025年労働節映画興行、新作が1億元突破
中国本土の2025年労働節連休向けに公開された新作映画の興行収入(事前販売を含む)が、興行ランキング上で1億元(約1300万ドル)を超えました。映画チケット販売プラットフォームBeaconによると、この数字をけん引しているトップ3作品のうち2本は中国作品で、残る1本は日本のアニメーション映画『もののけ姫』です。本記事では、この動きが示す中国本土映画市場の現在地と、日本アニメの存在感を整理します。
- 中国本土の労働節連休向け新作映画が、事前販売を含め興行収入1億元超を記録
- トップ3のうち2本は中国作品
- 3位には、宮崎駿監督の日本アニメ映画『もののけ姫』が入っている
1億元超えが映す中国本土映画市場の手応え
今回の国際ニュースでまず目を引くのは、労働節連休向けの新作だけで興行収入が1億元を超えたという点です。事前販売を含むとはいえ、複数の新作が短期間でこれだけの金額を積み上げていることは、連休シーズンの映画需要の強さを物語っています。
観客が前もってチケットを購入する事前販売が数字を押し上げていることからも、連休に向けて早い段階から作品を見極めようとする動きがうかがえます。中国本土では、こうした大型連休が映画会社や配給会社にとって重要な勝負どきになっていることが、この1億元という数字からも読み取れます。
トップ3の顔ぶれ 中国作品2本と日本アニメが競う構図
Beaconのデータによれば、興行収入を押し上げているトップ3作品のうち、上位2本は中国作品です。その一方で、3位には日本のアニメーション作品である『もののけ姫』が入っています。中国作品が連休興行の中心であることを示しつつ、日本アニメがその中に割って入っている構図が特徴的です。
『もののけ姫』は、日本のアニメーション監督として知られる宮崎駿氏が手がけた作品です。観客を物語世界に没入させ、同時に考えさせるようなストーリーづくりで評価されてきた宮崎監督の作風が、中国本土の観客にも響いていると考えられます。今回の労働節連休でも、『もののけ姫』は比較的健闘している作品として位置づけられています。
日本アニメの存在感と観客の選択肢の広がり
中国本土の大型連休の興行ランキング上位に、日本のアニメーション映画が入っているという事実は、観客の選択肢が多様化していることを示す一つのサインといえます。中国作品が多数を占める中で、日本作品がトップ3に食い込むことで、同じスクリーンで異なる国や地域の作品が競い合う状況が生まれています。
このような状況は、観客にとっては作品を比較しながら選べる楽しさにつながり、制作側にとっては作品の質や独自性がより問われる環境につながります。『もののけ姫』のように、没入感のある映像表現と考えさせられる物語性をあわせ持つ作品が、中国本土でも一定の支持を集めていることは、その一例といえるでしょう。
日本語で読む中国本土映画ニュースとして
日本語で国際ニュースを追う読者にとって、中国本土の映画興行の動きは、アジアのエンターテインメント市場を理解するうえで興味深い題材です。2025年の労働節連休における1億元超の興行収入と、そのトップ3に日本アニメ作品が入ったという今回のニュースは、日中双方の観客の好みや市場の変化を読み解く手がかりになります。
2025年も残りわずかとなる中で、今後の大型連休やシーズンごとに、中国本土でどのような作品が選ばれ、日本の作品がどのような形で存在感を示していくのかは、引き続き注目されるテーマです。SNSなどで周囲と感想や視点を共有しながら、こうした動きを自分なりに読み解いてみるのも良さそうです。
Reference(s):
New holiday releases surpass 100 million yuan at Chinese box offices
cgtn.com








