中国の科学者が高温に強いコメ遺伝子を発見 極端な暑さから収量を守る鍵に
地球温暖化の影響で猛暑が当たり前になりつつある中、主食であるコメをどう守るかは世界共通の課題です。中国中部・湖北省武漢市の華中農業大学の研究チームが、コメの高温耐性を高めつつ、米粒の品質や収量を保てる鍵となる遺伝子を特定したとする研究成果を発表しました。この成果を報告した論文は、水曜日に科学誌Cellのウェブサイトに掲載されました。
- 中国の華中農業大学が、コメの高温耐性を高める鍵遺伝子を特定
- 暑さに強くしながら米粒の品質と収量を維持できる可能性
- 極端な高温が続く環境でのコメ生産の安定化に期待
中国の研究チームが見つけた鍵遺伝子とは
今回の研究は、中国中部・湖北省武漢市にある華中農業大学の研究チームによるものです。研究者たちは、コメが極端な高温にさらされたときにも耐えられるようにする上で重要な役割を果たす遺伝子を突き止めました。
この遺伝子は、高温に強くなるだけでなく、米粒の品質や収量を維持できる点が特徴とされています。高温は一般的にコメの実りや食味に悪影響を与える要因とされますが、今回特定された遺伝子は、そのマイナスの影響を抑えながら耐性を高める手がかりになると期待されています。
研究成果を報告した論文は、国際的な科学誌であるCellのウェブサイトに水曜日に掲載されました。この分野で注目度の高い媒体で公開されたことで、今後の関連研究や知見の共有が世界的に進む可能性があります。
極端な高温がコメ生産にもたらすリスク
今回の成果は、極端な高温がコメ生産にもたらす脅威が高まる中で、生産を守るための新たな選択肢となり得るものです。ユーザーの入力によれば、この遺伝子の発見は、暑さによるコメ生産への悪影響に対応することを目指しています。
極端な高温は、稲の生育サイクルの中でも重要な時期に重なると、受粉がうまくいかなかったり、粒が十分に太らなかったりする原因になります。その結果、収穫量の減少や品質の低下につながるおそれがあります。
高温の年は地域や年ごとにばらつきがありますが、一度深刻な被害が出ると、その年の食料供給や価格に大きな影響が出かねません。コメが主食である国や地域にとって、高温への耐性を高めた品種を増やしていくことは、食料安全保障の重要な柱になっていきます。
アジアと世界の食卓に広がる可能性
今回特定された遺伝子は、将来的に品種改良の現場で活用され、新しい耐暑性品種の開発につながる可能性があります。既存の優良品種にこの遺伝子の働きを組み合わせることで、暑さに強く、かつ食味も保てるコメを目指すことが考えられます。
アジアの多くの国と地域、日本を含むコメ生産国は、気象条件の変化に直面しています。中国でのこうした研究の進展は、国境を越えた知見の共有や、地域ごとの環境に合った品種づくりにも役立つ可能性があります。
私たちが毎日当たり前のように口にしている一杯のご飯の裏側には、気候や技術、研究者たちの長年の試行錯誤があります。猛暑が続く時代にコメを安定して生産し続けるために、どのような科学技術を取り入れていくべきか。今回のニュースは、その問いを静かに投げかけています。
Reference(s):
cgtn.com








