国際ニュース:ソルヘイム氏「若者こそ世界のグリーン革命を起こせる」 video poster
ガンジーの言葉で若者に呼びかけるソルヘイム氏
国際ニュースとして注目される環境テーマで、元国連事務次長のエリック・ソルヘイム氏が若者に向けて「地球をもっとグリーンにする」行動を呼びかけています。ガンジーの有名な言葉 You need to be the change you want to see in this world.(この世界に見たい変化そのものに、自分がなるべきだ)を引用しながら、変化は他人任せではなく自分から始めるものだと強調しています。
気候変動や環境問題が深刻さを増す2025年、誰がその流れを変えるのか――ソルヘイム氏は、その主役として若い世代を指名しています。
五四運動の学生たちになぞらえる「若者の力」
ソルヘイム氏は、中国本土(中国)の歴史的な五四運動を例に挙げています。かつて、学生たちが社会の在り方に疑問を投げかけ、行動を起こしたことで、その後の未来に大きな影響を与えた出来事です。
同じように、現在の若者にも未来を形づくる力があるとソルヘイム氏は見ています。五四運動のような大きなうねりも、最初は一人ひとりの問題意識と小さな行動から始まりました。
キーワードは「行動する・共有する・インスパイアする」
ソルヘイム氏が示す、若者が未来を変えるためのヒントは「acting(行動する)」「sharing(共有する)」「inspiring(インスパイアする)」という三つの動きです。
- 行動する(acting):日々の暮らしや学び、仕事の中で、環境に配慮した小さな一歩を踏み出すこと。
- 共有する(sharing):ニュースや本、授業などで得た気づきや危機感を、家族や友人、SNSで分かち合うこと。
- インスパイアする(inspiring):自分の行動を通じて周りの人を巻き込み、次の変化の連鎖を生み出していくこと。
大きなスローガンよりも、こうした地道な三つの動きの積み重ねが、社会全体の方向性を少しずつ変えていくと考えられます。
若者が起こす「グローバル・グリーンウェーブ」とは
ソルヘイム氏のメッセージの柱になっているのが「グローバル・グリーンウェーブ(世界的なグリーンの波)」というイメージです。世界各地で若者が環境を意識した行動を取り、それが波紋のように広がっていく姿を指しています。
それは、特別な肩書きや権力を持つ人だけが生み出すものではありません。ニュースを日本語で読み、世界の動きを理解し、SNSで考えを共有し、日々の選択を少し変える――その一つひとつが、グローバル・グリーンウェーブの一部になります。
デジタル世代だからこそできること
スマートフォンとSNSが当たり前の世代は、環境の「悪いニュース」に疲れてしまうこともあります。しかし同時に、デジタルネイティブである若者には、次のような強みもあります。
- 世界の環境ニュースを素早くキャッチし、日本語で整理して理解できること
- オンラインコミュニティを通じて、国や地域を越えて仲間とつながれること
- 短い動画や投稿で、環境への思いをストーリーとして発信できること
ソルヘイム氏の呼びかけは、こうした強みを「批判」ではなく「前向きな変化」に使ってほしいというメッセージとも言えます。
今日から始める三つの小さなアクション
では、この記事を読み終えたあと、私たちは何から始められるでしょうか。ソルヘイム氏の三つのキーワードに沿って、具体的な一歩を整理してみます。
- 身近なグリーンな選択を一つ増やす
使い捨てを減らす、節電を意識する、移動手段を見直すなど、すぐにできることを一つ決めて続けてみる。 - 気になった環境ニュースを一つ共有する
印象に残った記事やデータを、家族や友人、SNSでシェアし、「どう思う?」と問いかけてみる。 - 周りをインスパイアする小さな企画を考える
学校や職場、地域で、ゴミ拾いや勉強会など、小さな活動を提案してみる。
どれも大掛かりなプロジェクトではありませんが、こうした動きが重なることで、確かに社会は変わっていきます。
「世界を変える世代」として自分をどう位置づけるか
五四運動の学生たちも、最初から歴史に名を残すと分かっていたわけではありません。一人ひとりの行動が重なり、振り返ったときに「歴史的な転換点だった」と評価されるようになりました。
ソルヘイム氏のメッセージは、2025年を生きる若者に対し、「世界を変えるのは誰か」ではなく「世界を変えるのは自分も含めた私たちだ」という視点への転換を促しています。
あなたは、どんな形でグローバル・グリーンウェーブの一端を担いたいでしょうか。日々のニュースや会話の中で、その問いを少しだけ意識してみることから、次の一歩が始まるのかもしれません。
Reference(s):
cgtn.com








