ミュージカル『エリザベート』スターが音楽で中国・EU友好50年を祝う video poster
中国と欧州連合(EU)の国交樹立50周年となる2025年、名作ミュージカル『エリザベート』で知られる欧州のスター2人が中国の舞台に立ち、音楽を通じて中国・EUの友好を印象づけました。
中国・EU国交樹立50周年を彩る音楽イベント
2025年は、中国と欧州連合(EU)が外交関係を結んでから50年という節目の年です。政治や経済だけでなく、文化交流の面でも両者の関係をどう深めていくかが問われています。
その記念すべき年にあわせて開かれたのが、北京でのミュージカルコンサートです。舞台に立ったのは、ミュージカル『エリザベート』でタイトルロールのエリザベート役と“黄泉の帝王・トート(死)”役を務めてきた、欧州の人気ミュージカル俳優マヤ・ハクフォートさんとマテ・カマラスさんです。
『エリザベート』の名優2人が北京に集結
コンサートは、2025年4月22日に北京のTianqiao Performing Arts Center(天橋芸術センター)で開催されました。中国の観客にとっても、世界のミュージカルファンにとっても、注目度の高い顔合わせです。
- 日時:2025年4月22日
- 場所:北京・Tianqiao Performing Arts Center
- 出演:マヤ・ハクフォート、マテ・カマラス
- 演目:ミュージカル『エリザベート』のハイライト曲と、他の人気ミュージカル作品からの楽曲
2人は、自身の代名詞ともいえる『エリザベート』の名シーンを中心に、他の愛され続けるミュージカルナンバーも披露しました。ストーリーを知らない観客にとっても、歌と音楽だけでドラマが伝わる構成だったといえます。
音楽で伝える中国・EUの「距離の近さ」
今回の公演は、中国とEUの外交関係50周年を祝う一環として行われたもので、音楽を通じて両者の友好を印象づける場にもなりました。
言葉や政治体制が異なっていても、舞台上で響く歌声やオーケストラのサウンドは、観客の感情に直接届きます。とくに『エリザベート』のように、人生や自由、愛と死といった普遍的なテーマを扱う作品は、国境を越えて共感を呼びやすい題材です。
ステージ上で欧州出身のアーティストが熱演し、それを中国の観客が受け止める光景は、外交文書には表れにくい「人と人とのつながり」を具体的なかたちで示したと言えるでしょう。音楽が、中国とEUの間にある心理的な距離を一気に縮める役割を果たしたとみることもできます。
文化交流がつくるこれからの50年
国際関係というと、どうしても首脳会談や経済交渉など、ハードなテーマに注目が集まりがちです。しかし、今回のような舞台公演は、日常の楽しみとして親しめる「やわらかい外交」の一面を象徴しています。
観客にとっては、単なるエンターテインメントでありながら、その背景には中国とEUの長年の関係と、これからの協力の可能性があります。音楽をきっかけに、相手の社会や歴史に関心を持つ人が増えれば、それが次の50年の土台にもなっていきます。
日本の読者にとっても、近年ますます存在感を増している中国とEUの関係を、政治や経済ニュースだけでなく、文化の側面から捉え直すヒントになる出来事だと言えるでしょう。スマートフォンで気軽に公演動画や楽曲に触れられる今だからこそ、物理的な距離を超えて、文化交流を自分ごととして感じやすくなっています。
節目の年に北京で響いた『エリザベート』の名曲は、中国と欧州連合の50年の歩みを振り返りつつ、次の50年に向けた新しい交流の扉をひらく合図にもなったのかもしれません。
Reference(s):
Musical 'Elisabeth' cast highlights China-EU friendship through music
cgtn.com








