北中国でレアなコルサックギツネ確認 内蒙古の草原でつがいが採食 video poster
北中国・内蒙古の草原でレアな姿
中国北部・内蒙古自治区エルグン市の草原で、レアなコルサックギツネが採食する姿が確認されました。中国で最も小さなキツネとされるこの動物のペア観察は珍しく、国際ニュースとしても生物多様性や自然保護の観点から注目されています。
ペアで行動する珍しいシーン
今回撮影されたのは、草原で餌を探す2匹のコルサックギツネです。コルサックギツネがペアで動くことは少なく、通常は単独で行動するとされています。映像に収められた2匹はオスとメスの組み合わせとみられ、新しくつがいになった可能性が高いとされています。
つがいで採食する姿が録画されたことで、繁殖期やなわばりの様子など、野生の行動を知るための貴重な手がかりにもなります。
コルサックギツネとはどんな動物か
コルサックギツネは、体長がおよそ50〜60センチメートル、体重は2〜3キログラムほどの小型のキツネです。中国で見られるキツネの中では最も小さい種とされています。
生息地は草原地帯や砂漠、半砂漠などの開けた土地で、主な餌はげっ歯類(ネズミの仲間)です。今回観察されたエルグン市の草原も、こうした環境が広がる地域の一つで、コルサックギツネにとっては格好の狩り場だといえます。
保全状況:絶滅危惧から「低懸念」へ
コルサックギツネは、2008年に国際自然保護連合(International Union for Conservation of Nature)によって絶滅危惧種に分類されました。その後の評価により、2014年には絶滅の危険度が比較的低いとされる「低懸念」の種に位置づけられています。
分類が変わったからといって、保全の重要性が下がるわけではありません。生息地となる草原や半砂漠の環境が保たれていることが、野生のコルサックギツネが暮らし続けるための前提条件です。今回のような観察記録は、種の現状を知るうえでの小さな手がかりにもなります。
草原の生物多様性を映す一場面
草原で採食するコルサックギツネのペアは、一見すると静かな光景ですが、その背後には、餌となる小型のげっ歯類や、草原という生態系全体のつながりがあります。1種の動物の観察記録は、地域の生物多様性がどのように保たれているのかを考える入口にもなります。
国際ニュースや環境ニュースを日本語で追うことで、遠く離れた地域の自然の変化も、私たちの日常の関心事として捉え直すことができます。今回のコルサックギツネの観察は、北中国の草原が持つ豊かな生態系と、それを見守る人間のまなざしを映し出す一場面だといえるでしょう。
Reference(s):
cgtn.com








