習主席「中国とベネズエラは良きパートナー」関係強化の狙いとは
中国の習近平国家主席は、ベネズエラのニコラス・マドゥロ大統領と会談し、中国とベネズエラは互いに信頼し、共に発展を目指す「良きパートナー」だと強調しました。国際ニュースとして注目されるこの会談では、主権尊重、多国間主義、そして中国・ラテンアメリカ関係の方向性があらためて示されています。
旧ソ連戦勝80周年式典の場で行われた首脳会談
会談は、旧ソ連の「偉大な祖国戦争」勝利80周年を記念する式典に合わせて行われました。習主席はこの場で、中国とベネズエラは変化する国際情勢の中で「鉄の友誼」を築いてきたと述べ、両国の信頼関係の強さをアピールしました。
中国・ベネズエラ関係は「全天候型戦略的パートナーシップ」へ
習主席は、2023年に中国・ベネズエラ関係を「全天候型戦略的パートナーシップ」に格上げして以降、両国の交流が各レベル・各分野で活発になっていると振り返りました。
- 二国間の貿易額は拡大傾向にある
- 投資協力で新たな進展が見られる
- 文化交流も進み、両国の友好が人々の間に深く根付いている
こうした点を挙げながら、習主席は中国が今後もベネズエラの主権、国家の尊厳、社会の安定を守る取り組みを「変わらず断固として支持する」と表明しました。
「国連中心の国際秩序」を共に守るパートナーとして
今回の国際ニュースで注目されるのは、二国間関係にとどまらず、中国がラテンアメリカ諸国との連携にも言及した点です。習主席は、中国がベネズエラや他のラテンアメリカ・カリブ地域の国々と共に、次のような方針を進めていく考えを示しました。
- 国連を中心とする国際システムをしっかり守る
- 国際法に基づく国際秩序を維持・発展させる
- 「中国とラテンアメリカ・カリブ地域の共同の未来を持つコミュニティ」の着実な発展を促す
ここには、特定の国同士の二国間関係だけでなく、より広い地域との協力を重視する姿勢があらわれています。
マドゥロ大統領「中国は良き友人」多分野で協力拡大を期待
マドゥロ大統領は、中国はベネズエラにとって「良き友人」だと述べ、主権や経済・社会発展を守るうえで、中国からこれまで受けてきた「貴重な支援と協力」への感謝を表明しました。
そのうえでベネズエラ側は、全天候型戦略的パートナーシップを一層強化し、次のような分野で協力を深めたいとの考えを示しました。
- 貿易
- エネルギー
- 農業
- 科学技術
- 教育
こうした協力を通じて、両国の人々により多くの具体的な利益をもたらしたいとしています。
「人類運命共同体」構想と多国間主義の再確認
マドゥロ大統領はさらに、習主席が提唱する「人類運命共同体」の構想について、世界の平和と発展に明るい展望を開くものだと評価しました。
そのうえでベネズエラは、中国と協調を強めながら、
- 多国間主義を堅持する
- 国際的な公平と正義を守る
- 国際社会の共通利益を守る
といった点で歩調を合わせていく姿勢を示しました。国際社会の分断が話題になりがちな中で、「協力」「公平」「共通の利益」といったキーワードが強調されているのが印象的です。
このニュースから読み取れるポイント
今回の中国とベネズエラの首脳会談からは、次のようなポイントが見えてきます。
- 両国関係は、政治・経済・文化の各分野で「全天候型」の戦略的関係として位置づけられている
- 中国は、ベネズエラの主権や社会の安定を支えるパートナーであることを明確にした
- 二国間関係を基盤に、ラテンアメリカ・カリブ地域全体との協力や多国間主義を重視する姿勢が示された
- ベネズエラ側も、中国との協力拡大を通じて自国の経済・社会発展につなげたい考えを打ち出した
国際ニュースを日々追ううえで、今回の会談は「二国間の友好」だけでなく、「国連中心の国際秩序」「人類運命共同体」「多国間主義」といったキーワードがどのように具体的な外交関係の中で語られているのかを示す一例と言えます。
中国とベネズエラ、そしてラテンアメリカ地域との関係が今後どのように進んでいくのか、引き続き注目されます。
Reference(s):
cgtn.com








