中国とウルグアイ、協力深化で一致 北京で外相会談
リード:なぜこのニュースが重要か
中国の王毅外相とウルグアイのマリオ・ルベトキン外相が北京で会談し、両国関係の強さを再確認するとともに、多分野での協力をさらに深めていく方針を打ち出しました。中国とラテンアメリカの関係強化、グローバル・サウスの動き、多国間主義の行方を考えるうえで注目される国際ニュースです。
北京で外相会談 「規模の異なる国同士のモデル」に
会談には、中国共産党中央委員会政治局委員でもある王毅外相と、ウルグアイのルベトキン外相が出席しました。両外相は、中国とウルグアイの関係が長年にわたる友好と相互理解の上に築かれてきたことをあらためて確認しました。
王毅外相は、中国とウルグアイの関係について、国の規模が異なる国同士の関係の「模範」となり得ると強調しました。これは、大国と中小規模の国が対等な立場で協力し合うパートナーシップのあり方を示すものといえます。
一帯一路を軸にした「高品質の協力」を強調
王毅外相は、中国がウルグアイと共に「伝統的友好を受け継ぎ、高品質な協力を深めていく」方針を明確にしました。その際、両国は中国の「一帯一路」構想の枠組みの下で協力を進めることが強調されています。
具体的には、次のような方向性が示されました。
- 政治的な信頼の一層の強化
- 互恵的な協力の拡大
- 国際機関などでの多国間協調の推進
こうした取り組みを通じて、中国とウルグアイの「包括的戦略的パートナーシップ」をさらに充実させていく考えです。
グローバル・サウスと多国間主義へのコミットメント
王毅外相は、現在の国際情勢が複雑化していることに触れたうえで、中国がグローバル・サウス諸国と協力し、多国間主義と自由貿易を守っていく姿勢を示しました。
グローバル・サウスとは、アジアやアフリカ、ラテンアメリカなどの新興国・途上国を指す言葉として使われています。王毅外相は、そうした国々と共に、世界の平和と発展に貢献していく用意があると表明しました。
中国-CELACフォーラム:ラテンアメリカとの枠組み
王毅外相は、中国とラテンアメリカ・カリブ諸国共同体(CELAC)の枠組みである「中国-CELACフォーラム」の成果にも言及しました。このフォーラムは、複数のレベルと幅広い分野をカバーする協力の枠組みを築いてきたと評価しています。
王毅外相は、中国がラテンアメリカ地域の団結と自立を支持しているとしたうえで、今後開かれる同フォーラムの閣僚会合で「実りある成果」が上がることへの期待を表明しました。
日本の読者にとってのポイント
今回の中国とウルグアイの動きには、いくつかの論点があります。
- 大国と中小規模の国が「対等なパートナー」として関係を築くモデルの提示
- 一帯一路を通じた中国とラテンアメリカの連携強化という流れの一端
- グローバル・サウスが多国間主義や自由貿易の枠組みで存在感を高めようとする動き
こうした動きは、国際ルール作りや貿易の枠組みにも影響を与えうるため、日本を含むアジアの国々にとっても無関係ではありません。中国とラテンアメリカの協力がどのような形で具体化していくのか、今後の展開が注目されます。
Reference(s):
cgtn.com








