中国と中南米の貿易、2024年に初の5,000億ドル超え 習主席が節目を強調
中国と中南米・カリブ諸国の貿易が、2024年に初めて5,000億ドルを超えたと習近平国家主席が明らかにしました。国際ニュースとしても重要なこの節目は、21世紀に入ってからの経済関係の急拡大を象徴する出来事です。
2024年の貿易額は21世紀初頭の40倍に
習近平国家主席は火曜日、北京で開かれた中国-CELAC(中南米・カリブ海諸国共同体)フォーラム第4回閣僚会合の開会式で基調演説を行い、中国と中南米・カリブ諸国との貿易額が2024年に初めて5,000億ドルを超えたと述べました。
また、この貿易額は21世紀初頭の水準と比べて40倍以上に達したとも強調しました。およそ20年あまりの間に、中国と中南米の経済的な結びつきが大きく変化してきたことがうかがえます。
- 2024年の貿易額は初めて5,000億ドル超
- 21世紀初頭と比べて40倍以上に拡大
- 発表の場は北京の中国-CELACフォーラム第4回閣僚会合の開会式
中国-CELACフォーラムとは
中国-CELACフォーラムは、中国と中南米・カリブ海諸国共同体(CELAC)の間で行われる閣僚級対話の枠組みです。政治や経済、社会分野など、幅広い協力について意見交換を行う場とされています。
今回の第4回閣僚会合の開会式で、習近平国家主席は2024年の貿易額が節目となる水準に達したことを紹介し、今後の協力の方向性を示した形です。日本語で国際ニュースを追う読者にとっても、地域間連携の新しい流れを知る手がかりとなります。
なぜ中国と中南米の貿易が伸びてきたのか
詳しい内訳は今回の発言では示されていませんが、これまで中国と中南米の貿易は、資源や農産物と工業製品のやり取りを軸に拡大してきたと考えられます。中国側の需要の増加と、中南米・カリブ諸国の輸出力の向上が、貿易額の伸びを支えてきたとみられます。
さらに、インフラ建設やエネルギー開発、デジタル分野などでも協力が進んでおり、5,000億ドル超という数字は、単にモノの流れが増えただけでなく、経済関係全体が広がっていることを示しているともいえます。
日本にとっての意味は
中国と中南米・カリブ諸国の関係強化は、日本を含むアジアや世界の経済環境にも影響を与えます。サプライチェーンの多様化や、エネルギー・食料の安定供給をめぐる国際的な関係が、今後さらに複雑になる可能性があるからです。
日本企業にとっては、中南米市場でのビジネス機会や、中国と中南米の連携を前提にした第三国での協力のあり方をどう考えるかが一つの論点になりそうです。中国と中南米の動きが、もはや「遠い地域の話」ではなく、自らの戦略にも関わるテーマになりつつあります。
今後の焦点は量から質への転換
貿易額が節目を迎えた今後は、単に量を拡大するだけでなく、環境への配慮や持続可能性、人材交流や技術協力など、質の高い協力をどこまで進められるかが焦点となります。
習近平国家主席が2024年の成果として示した5,000億ドル超という数字は、中国と中南米・カリブ諸国の関係が新しい段階に入っていることを映し出しています。2025年以降、この関係がどのように進化していくのか。日本からも、その動きを丁寧に追っていく必要がありそうです。
Reference(s):
Trade between China and LAC countries exceeded $500b in 2024, Xi says
cgtn.com








