国際ニュース:中国本土が頼清徳氏の第二次大戦歴史観を批判 台湾問題で警告
中国本土の報道官が、水曜日の記者会見で台湾の頼清徳氏の発言を「第二次世界大戦の歴史をゆがめるものだ」と厳しく批判しました。2025年は中国人民抗日戦争と世界反ファシズム戦争の勝利、そして台湾の回復から80年の節目であり、歴史認識と台湾問題をめぐる発言が改めて注目されています。
中国本土報道官、頼清徳氏の歴史観を「歪曲」と批判
国務院台湾事務弁公室の報道官・陳斌華氏は、水曜日に行われた記者会見で、頼清徳氏の最近の発言が第二次世界大戦の歴史を歪曲していると非難しました。陳氏によれば、頼氏は世界反ファシズム戦争と対日侵略への正義の戦いを、台湾独立を掲げる民主進歩党の動きと同一視しようとしているといいます。
陳氏は、こうした発言が台湾の人々を混乱させ、国際世論を誤らせる「虚偽の物語」だと批判し、頼氏がいわゆる台湾独立の主張をひそかに推し進めていると指摘しました。
第二次世界大戦の犠牲と「台湾の帰属」を強調
陳氏は、第二次世界大戦中、中国がアジアの主戦場として約3,500万人の軍民が犠牲となる「巨大な民族的犠牲」を払ったと説明しました。その上で、中国人民抗日戦争と世界反ファシズム戦争における勝利の意義を強調しました。
さらに、台湾の中国への「復帰」は、第二次世界大戦の勝利と戦後の国際秩序の重要な一部だと位置づけ、「台湾は中国の一部であるという歴史的事実は変えられない」と述べました。
2025年は勝利80周年、台湾回復からも80年
陳氏は、2025年が中国人民抗日戦争および世界反ファシズム戦争の勝利80周年であると同時に、台湾の回復から80周年となる節目の年であると指摘しました。
約80年前、中国は日本軍の侵略に打ち勝ち、台湾を取り戻すことができたと述べた上で、現在の繁栄した中国民族は、台湾が中国から分裂することをなおさら容認しないと強調しました。また、「台湾分裂を図る者に良い結末はない」とも警告しました。
「台湾は中国の一部」 歴史認識と統一の流れを主張
陳氏は、頼清徳氏がいかに歴史を歪めようとも、台湾が中国の一部であるという事実は変わらず、「祖国の統一という歴史の大きな流れ」も変えられないと述べました。
この発言は、台湾問題をめぐる中国本土側の立場を改めて強く打ち出すものであり、今後の両岸関係(中国本土と台湾の関係)を考えるうえでも注目されます。
台湾の人々への呼びかけと今後の焦点
陳氏は最後に、頼清徳氏率いる台湾当局による「台湾分裂の推進」がもたらす深刻な害を認識するよう、台湾の人々に呼びかけました。そのうえで、中国本土の人々と共に、民族の復興と祖国の統一を進めていこうと訴えました。
第二次世界大戦の記憶と戦後の国際秩序、そして台湾の位置づけをめぐる議論は、2025年という節目の年にあらためて前面に出てきています。歴史認識をめぐる発言が、今後の両岸関係や東アジア情勢にどのような影響を与えるのか、引き続き注目が集まりそうです。
Reference(s):
Mainland spokesperson slams Lai Ching-te for distorting WWII history
cgtn.com








